天皇の国史
天皇の国史 / 感想・レビュー
それいゆ
国史の執筆はとてつもなく大変な作業だと思います。巻末の参考文献を見るだけで圧倒されました。今まで単調で難解だった日本の通史を初めて完読しました。中でも石器時代から縄文・弥生時代の土器や稲作の記述は、圧巻でした。鎌倉時代あたりからの記述は若干羅列的で、教科書のような雰囲気を感じましたが、明治以降になると竹田さんの本領が発揮されています。これまであまり身近ではなかった大正天皇について詳しく知ることができ、その後一気に怒涛の展開で、大東亜戦争、終戦へと続き、現在の状況まで一気に読了しました。名著だと思います。
2020/09/27
おおとろ
☆☆☆☆☆ 再読
2023/01/23
ココアにんにく
天皇を軸にして見ると、時の為政者を軸にした歴史と比べ太古の昔との繋がりを強く感じる。「天皇の知らす国」の意味も分かってきた。道鏡や義満など危ない場面や、皇統断絶の危機など126代平穏に続いている訳ではなかった。「怨霊」の話は道真公の他にも多くて興味を持った。分子生物学も興味がある。太古の周辺国との関係は驚きばかり。 分厚い本で一文の情報量も多い。当初は一日20~30頁ぐらい読んで1ヶ月で読了と思っていた。中世辺りから面白さが加速して手離せず重いのに持ち歩いて寸暇を惜しんで夢中で読み予定の半分で令和まで来た
2021/01/13
めっかち
700頁近い大著。まず、末尾の参考文献を見てほしい。その量に驚かされる。これで「主要なもの」だ。著者は最新研究を取り入れることに努めたという。大したものだ。
2020/08/16
そむたむ
日本は天皇の統治す(しらす)国、という意味を噛みしめながら読んだ。我々国民のために毎日祈ってくださっていることに感謝しかない。日本を大切に、愛おしく思う気持ちが竹田先生の話を聞くたびに膨らんでくる。すめらぎいやさか!
2021/02/14
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