50代からの人間関係
50代からの人間関係 / 感想・レビュー
mura_ユル活動
私自身40歳代から50歳代に移って30歳代から40歳代になったときよりも大きな変化を感じている。自分の体力や周辺の人たちの関係。本書は、50歳代以降の人間関係は「幸福度」に大きく関係する。様々な人間関係を豊かにするコツを精神科医の筆者が4章の「くすり箱」でまとめる。会社での振舞い方や親の介護の自分参加の判断基準は役に立った。ちょっとしたイライラが多いのは「我慢するエネルギーが減っている」状態。ためるより表現する・(同じ世代で)言い合い共感することも大切。解決はマインドフルネスとアドラーですね。図書館本。
2020/10/18
たまきら
40代後半になり、親を看取る仲間が増えてきました。先輩たちから見聞きしていたことが、自分たちの番になり、順繰りって本当なんだな…としみじみ感じます。先日看護師の友人がお母様を看取りました。学ばせていただいたのが延命処置の少なさ、苦痛を取り除く配慮。多くの患者さんを看取ってきた人だからこそわかることがあるんだなあ。自分は看取りには全く自信がありませんが、素晴らしい友人たちに支えられているありがたさをしみじみ感じています。
2021/09/02
つね
毎度安心して読める水島先生。PHPに寄せて書かれたお悩み相談への回答をまとめたもの。親(義理も)、兄弟、子供、友人に対して、昔の感覚のままではぎこちなくなってしまう。それはお互いにとっても不幸。ちょっとした考え方のコツを知るだけで、随分楽になるものなんですね。親に免許証返上してもらうのも、そろそろ切り出さないといけないのだが、ポジティブなことは身内から、ネガティブなことは権威のある第三者からとか聞くと、もって行き方も工夫しないとなと思う。介護のことも参考になる。こちらが狂ってしまわないうちに・・・
2020/04/05
kum
気持ちがモヤモヤしていた時に図書館で手に取った本。いろいろ変化も多く悩ましいこの年代を軸に、人生後半を楽に豊かに生きるコツが精神科医である著者の視点で書かれている。こういった種類の本で、書かれていることがここまでしっくりきたのは初めてかもしれない。この世代ならではの感情に寄り添いながらも、その対処法はとても現実的。親、夫婦、子ども、きょうだい、友だち、仕事それぞれの人間関係の「くすり箱」と題された各章は、まさに今の自分によく効く内容だった。「ためるよりは表現する。それが安全に生きていくための秘訣。」
2020/11/18
P太郎 ̄(=∵=) ̄
うちの会社は「あなたはどうしたいのか?」尋ねるけど50代に何を求めているのかイマイチわからない。体力・記憶力が衰える中、若い方や女性グループで働くポイント、求められる役割を知りたかった。曰く、自分の「女」度を下げる、若い方をのびのび働かせる、自分より後に続く人たちのことを考えること。若い頃より体力も我慢するエネルギーも減っている。善悪や量で仕事する若い方もいるけど、それだけじゃない大人の事情も知ってる中年の本丸の攻め方もあると。さすがプロのアドバイス😳
2022/02/19
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