未来を見る力 人口減少に負けない思考法 (PHP新書)
未来を見る力 人口減少に負けない思考法 (PHP新書) / 感想・レビュー
謙信公
今後の日本にとっての最大の課題「人口減少・少子高齢化」に対し、著者が至った結論は「戦略的に縮む」という考え方。古い価値観や過去の成功体験を捨てて発想を切り替えれば、人口が減っても日本が「豊かな国」として歩み続けることは十分可能だ。GDPは小さくなるが、一人当たりのGDPを増やせば、個々の暮らしは豊かになる。コロナ禍が突きつけた課題は「人口減少を前提とした社会へのつくり替え」にも必要な改革課題。多くの人が問題意識を持ったこの機会に、発想を変え、改革を進めれば人口減少社会の風景も変えることができるに違いない。
2024/05/24
さきん
まあ、このままだと、本書の通りと思う。しかし、未来というものは自分たちで作り上げていくものではないだろうか。移民が社会を壊すというのであれば、出生率を上げるあらゆる努力を惜しむべきではないし、終身雇用がおかしいとか言っても、代わりに能力主義で生産性高い社会ができるかどうかも一概に言えず、終身雇用が合う業態もあるだろうに。
2020/10/24
西
経済が成長する時代に生まれていたのって幸せだったんだなと思う。いつまでも同じような時代が続くと思っていた。こんな少子高齢化、グローバル経済の社会がやってくるとは。そしてコロナ。しかし未来予想ってどこまでできるのかなとも思う。仕事をしていて、将来を見越して考えないといけないことは理解しているのだけど、どんなに考えても世の中は複雑過ぎて、正解にたどり着くのは奇跡のような。当たったとしても偶然ではないかと。何のために働くのか、ということを考えさせられる
2020/11/15
警蓮社峻譽身阿
コロナ禍に書かれた本。未来の年表の続編の1つ。 人口減少を踏まえて未来がどのように変化するかを 示した。しかし前著に記載されている以上の新しい情報はなかった。 繰り返し「人口減少に負けない思考法」という言葉を使っているが、そこまで飛躍した考えとは思わなかった。また、農業の工業化について述べている項では工業化すれば全てうまくいくような書き方がされており、農業を舐めているように感じた。総合的に2番煎じ感のある内容。少し残念だった。
2024/06/28
まゆまゆ
これからの日本において避けられない「人口減少」をふまえて未来を考える思考法を紹介していく内容。客層の3割が高齢者となれば、当然それ向けのサービスも普及するはず。今のネットショッピングも継続できるかどうかはわからない前提で考えるべき。キーワードは「戦略的に縮む」捨てるものと残すものを選別することで残す方策に力を入れることが重要である。
2021/01/04
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