子宝船 きたきた捕物帖(二)
子宝船 きたきた捕物帖(二) / 感想・レビュー
starbro
宮部 みゆきは、新作をコンスタントに読んでいる作家です。「きたきた捕物帖」シリーズ第二弾、著者の他のシリーズに比べると、主人公の北一がヘタレで半人前のため物足りないですが、オススメは、第三話「人魚の毒」です。 https://www.php.co.jp/kitakitamiyabe/
2022/07/06
ひさか
文蔵2020年6月号〜2021年9月号、11,12月号の連載子宝船、おでこの中身を加筆修正し、書き下ろし:人魚の毒を加えて、2022年6月PHP研究所から刊行。文庫の振売りも順調な北一さんが二つの事件に巻き込まれることに。哀しさや陰惨さの中で、回りの人々の力を借りながらの解決は、心配と重苦しさがありましたが、興味深い展開で納得できる謎解きでした。ただ割り切れなさは残ります。登場人物が魅力的で面白い。喜多次の出自が少しずつでもわかっていくのが楽しい。
2022/07/23
タツ フカガワ
子宝に恵まれるという酒屋の主人が描いた七福神の絵が巻き起こす騒動や、一家三人毒殺事件に関わりながら北一が徐々に一人前の岡っ引に育っていきそうなシリーズ2作目。なんといってもうれしかったのは『ぼんくら』『日暮』『おまえさん』時代から25年後の“おでこ”との再会(ちなみに美少年弓之助は長崎で学者になっているらしい)。喜多次の活躍をもっと見たかったけれど、楽しい読書でした。
2022/07/03
うっちー
話題ほどではありませんが、それなりに面白く読めました
2022/07/19
Tanaka9999
2022年発行、PHP研究所のソフトカバー本。3編。1話目と、2・3話目とで2つの事件が発生する。1話目の事件は日常的な事件といえるかもしれないが、2・3話目の事件は悲惨な事件。なぜ狙われてしまったかも、どうやって殺されたのかも被疑者死亡で分からずじまい。一応推測はされていますが。しかし、今の暮らしも隠居の老人が亡くなった後が不安なのはそうでしょうが、殺しにまで発展するものか。それがサイコパス的なもの、といえばそうなのかもしれませんが。
2022/08/04
感想・レビューをもっと見る