人生後半、そろそろ仏教にふれよう (PHP新書)
人生後半、そろそろ仏教にふれよう (PHP新書) / 感想・レビュー
西
年を取って、死が現実に近づいてくるのは誰にもつらいもので、上手にあきらめるためには仏教は適しているのだと思う
2024/10/05
みじんこ
原始釈迦仏教と大乗仏教の違い、日本で広まった経緯なども詳しくは知らなかったので勉強になった。一切皆苦、諸法無我、過大な自我こそが人生の苦しみの原因であり、それをなくしていくという考え方が自分には腑に落ちた。昨今の戦争の原因等もこの観点からみると確かにと思えた。死をどう捉えるかという点も興味深かったが、一人で真理へとたどり着くのは難しそうなので大乗仏教のようにナビゲーターに頼りたくなるという気持ちもわかる。古舘さんは釈迦仏教の話を語りすぎて引かれるようだが、自分はもっと知りたいと思えたので本書は成功だろう。
2024/09/16
taiyou gyousi
僧侶どうしの対談本はよくあるが、自ら我が強いと仰る古舘氏の対談は、まるで自分自身をみているかのように感じられる部分もあり、気づかされることも少なくなかった。
2024/11/02
シュウヘイ
古舘さんと仏教専門家の対談本 日本に広まっている大乗仏教と釈迦の仏教の違いを解説 生きる、死ぬを見つめると仏の心にたどり着く 悩みはあって良い
2024/10/21
チバ
釈迦仏教と大乗仏教が違うというのを知らなかったので勉強になった。自分なりの宗教観を釈迦の仏教と両立していい、「一本化した私」というものはない。という考えに非常に励まされた。永遠の消滅こそが究極の安楽。生きていることはすなわち死。確かに釈迦仏教の教えは苦しんでいる時にすーっと入ってくる。「一切皆苦」。すべてのものは皆思いどおりにならず、この世で生きることは本質的に苦である。楽しいを求めすぎるとかえって辛くなるのだと納得した。真言宗と天台宗の話も面白く大変勉強になった。
2024/08/31
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