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東京カウガール (PHP文芸文庫)

東京カウガール (PHP文芸文庫)

東京カウガール (PHP文芸文庫)

作家
小路幸也
出版社
PHP研究所
発売日
2020-08-07
ISBN
9784569900612
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東京カウガール (PHP文芸文庫) / 感想・レビュー

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いたろう

カメラ、ビデオ撮影を趣味にしている大学3年生の英志は、たまたま、夜の公園で、3人の半グレを一撃でぶちのめす、若い女性の姿を物陰から撮影する。彼女は一体何者なのか。英志は、彼女のことをカウガールと呼び、彼女の行方を探し始めたが・・・。英志の叔父で、ゲイの喫茶店オーナーだが、若い頃はやんちゃだったという繁叔父、繁の店の常連の謎の公務員、フクさん、英志が、以前、撮影で通っていた町工場の老経営者だが、実は若い頃にとんでもない経歴を持っている岡島など、一癖も二癖もある登場人物たちも楽しいが、何よりカウガールがいい。

2021/02/23

じょんじょん

『東京バンドワゴン』の小路幸也さん作品。小路さん作品はやはり登場人物の性格、人間性に魅力がありますね。この作品も余すところなく、主人公と周りの人たちの素敵な人間性に満ち溢れています。始まりは主人公英治が女性のストリートファイトを目撃するところから。ミステリー仕立てで、ちょっと無理感のある設定でも、どんどん引き込まれていきました。でも最後まで馴染まなかったのは「カウガール」という呼び方。「カウボーイ」に対抗した「カウガール」なのだけれど、これだけは馴染まなかった。エンドに向けての緊迫感と臨場感はさすがです

2020/11/29

優希

面白かったです。日常の物語を紡ぐ作家だと思っていましたが、エンタメ系で連続殺人事件も描くのですね。圧倒的強さを持つカウガールが格好良い。丁寧だけれどアングラ感がある青春ミステリーと言えますね。

2021/09/15

ピース

英志は偶然半グレ集団を叩きのめす現場にいた。しかも叩きのめしているのは若い女性だった。しかもその女性を知っている。彼女は何者で何が目的なんだろう?彼女に近付き真相に近付く。英志の叔父さんや彼女の2人の祖父らの個性的なキャラがよかった。

2020/08/21

NAOAMI

半グレ集団に対する連続暴行事件の現場をカメラマン志望の大学生木下が偶然撮影。一人の女性が数人の敵を圧倒するという強さ。ここからは都合よく諸々の関係がつながり、木下と彼女は男女の仲になり、闘う理由を知ることになる。叔父の持つ超絶万能な人脈を駆使して、彼女の背景・謎を調べあげ、なぜか警察情報も掴みながら、とにかくハッピーエンドに邁進する物語。木下のどこか男女関係に冷めた目線とふわっとした所が面白いかな。彼女キャラも強いだけで性格問題無し、祖父が元傭兵と元警察官はスゴいけど。決死の覚悟の割には簡単に片付き過ぎ。

2020/09/16

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