ゆびさき怪談 (PHP文芸文庫)
ゆびさき怪談 (PHP文芸文庫) / 感想・レビュー
夢追人009
140字の怖い話という事で14人のホラー系作家さんによるショートショート怪談集で、同文庫の「一行怪談」と趣向がよく似ていますね。まあ内容的には実話には拘らない荒唐無稽気味の話が多くて軽いノリで楽しめますし、読んだ尻から忘れてしまうのは仕方ありませんが、それだけに何度読み返しても常に新鮮な気分で楽しめそうですね。全229編とたっぷりとある中で自分にフィーリングの合う話を見つけて楽しみましょうね。『肉』最東対地:近所にできた小さなレストランにはいつも客がいない。好奇心に負け思い切って入ってメニューを見ると…。
2022/03/20
ゆみきーにゃ
久しぶりのホラー本。短すぎて物足りない話、意味が良くわからない話、短いお話だけれど怖っ!と思うお話、と色んなお話が読めて面白かった。
2021/08/01
タイ子
帯にある「短いからこそこわい」まさにその通り。140字の中の世界観が想像するほどに広がっていく怖さ。中には私の読解力が追い付かなくて、何のこっちゃ?なのもあるが。すぐそばにある怖さほど想像できるだけにゾワリ感が増します。「痴呆症の祖父が帰ってこない。心配した矢先に帰ってきた。廊下の向こうから母の舌打ちが聞こえた」(一部省略)読友さん、紹介ありがとう!
2022/07/12
sin
ゆびさきに水泡が浮かんだ。別に痒い訳でもないが気になって針で潰してみた。化膿止めを塗って絆創膏を貼っておいたらコリコリとして膨らんできたようだ。水泡は以前より大きくなり針でついたところが赤く濁って目玉のように睨み付けてきた。それから僕は目を瞑ったままでも指を翳すと色を感じ取れる。
2021/07/12
あっか
新作。ツイートと同じ140文字以内で綴ったショートショート怪談集。コンセプトと澤村伊智さんに惹かれましたがやっぱりどれも面白い!織守きょうやさんも流石だし百壁ネロさんのチャレンジ精神も面白かった。願い、夢の跡、笑み、飛び降り、生産管理部主任、知恵袋、粘着ロマンス、この人を探しています、あれ見の儀が印象に残った。岩城裕明さん多め。逆に矢部嵩さんって何なの…頭おかし過ぎて1mmも理解できずw他の著作も多分読まない笑 おーなるほど!とか怖い!と感嘆する中、意味が分からない作品も多めでした。でも140文字は凄い。
2021/08/07
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