相剋(そうこく) 警察小説傑作選 (PHP文芸文庫)
相剋(そうこく) 警察小説傑作選 (PHP文芸文庫) / 感想・レビュー
いつでも母さん
西上心太さんによる警察小説傑作選の第二弾は『葛藤を抱え真相に迫る刑事たち』と帯にある相剋。ー相剋とは対立するものが互いに相手に勝とうと争うことー藤原審爾さんはお初の作家さん。大沢さんの新宿鮫の鮫島と今野さんの臨海署安積班の相良に久しぶりに会った。一方的に対立してる(と思ってる)感じなので相剋はどうだろう?お思いつつ5話のアンソロジー楽しく読んだ。
2022/01/27
KAZOO
5人の作家による警察小説です。大沢さんと今野さんの作品は既読ですがこのように様々な作家の中に入れてくれると再度読んでも楽しめます。他の方々の作品もお楽しく特に庄司さんの作品は私にあっているようなのでこんご「東京バンドワゴン」シリーズも手に取ってみたいという気がしました。
2022/03/18
ゆみねこ
警察小説の名手5人の作品。藤原審爾さん、懐かしく拝読。大沢在昌さんは新宿鮫のエピソード0、小路幸也さんは駐在所シリーズから、大倉崇裕さんと今野敏さんは未読のシリーズ。どれも面白くてお得な1冊。
2022/02/23
sin
『相剋』と云うタイトルの元に集められた警察小説、鮫島;これはその課長の物語…鮫島の男に感化されたか魂を取り戻す。山辺;“ザ・デカ”リアルな刑事と云う職業。周平;地方の駐在…警察は本来、人を裁かないものなのだが、理屈は揃えられているが、人情と見えて危うい関係かも?福家;彼女に取り憑かれたら(笑)もう逃れられない。相楽;立場に不満…安積をライバル視するも刑事モノによくある陰湿な人柄ではない。自分的には福家を除いていずれの刑事も内省的で“相剋”と云ったようなヒリヒリとした感じは受け取れなかった。
2022/01/20
きりん★
警察小説アンソロジー、矜持の第二弾との事で読みました。圧倒的に大沢さん今野さんの短編集が面白かった。前回もこんなレビューだったような気がするのですが、新宿鮫と安積シリーズを早く読んでみたいな〜🥺
2022/08/27
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