婚活食堂9 (PHP文芸文庫)
婚活食堂9 (PHP文芸文庫) / 感想・レビュー
しんごろ
春よ~遠き春よ~。おっ!な、なんと恵さんに春が来たかあ。と、思わせる話でしたね。まあ、恵さんに惚れる客もいてもおかしくはないよね。このシリーズを読むたびに思いますが、結婚はタイミングと勢いだよねと改めて思うのでした。誰がどうくっつくか、おでん以外の一品料理はどんなのが出てくるのかは、もちろん楽しみですが、このシリーズは、何気に今の社会問題を取り上げてくれて、学べるんですよね。今作も美味しいおでん、一品料理にお酒。美味しそうなのは変わらず。めでたしめでたしでした。
2023/05/18
おしゃべりメガネ
シリーズ第9弾で、今現在だと最新刊というコトでやっと追い付きました。今作はここ最近の何作かに比べ、なかなか動きのある一作だったかなと。何より「恵」がプロポーズされ、果たして彼女はどうするのかがメインな一冊でしたからね。今回は茶道をベースにお茶の話も綴られており、その話もなかなか興味深かったです。人の出会いと別れはどちらも唐突に訪れますよね。今作でもまたあらゆる出会いと別れが綴られており、改めてタイミングの大切さを感じました。さて、これからの『めぐみ食堂』は果たしてどうなっていくのでしょうか。乞うご期待。
2023/10/21
ゆみねこ
シリーズ第9弾は「めぐみ食堂」女将の恵に惚れる男性が。この男性に読みながらモヤモヤ…。結局結婚話は流れてホッとした😅やはり人の恋愛結婚のあと押しをする恵さんでいて欲しいと思うのは読者の願望かな?煮えきらない男との10年の関係を断ち切り、新しい出会いで幸せをつかんだお客さんに拍手。
2023/10/03
Karl Heintz Schneider
シリーズ第9弾。四谷の駅前に実在するしんみち通りに店を構えるおでん屋「めぐみ食堂」。ひとりで店を切り盛りする恵は人と人とのご縁が見える。この店の客が次々に結婚したことからいつしか人は「婚活食堂」と呼ぶように。人のお世話ばかりしていて自分のことは後回しだった恵にも漸く春の気配が。初めて店を訪れた男性から好意を寄せられる。はたして恵はその気持ちに応えるのか。ドラマの地上波放送が始まった折にタイミングよく借りることができた。菊池桃子さんはイメージと違う。割ぽう着の似合う女優さんなら堀内敬子さんあたりどうだろう。
2023/07/22
tetsubun1000mg
10巻目を先に読んでいたので、これで1~10巻までコンプリート出来ました。 山口惠以子さんは、松本清張賞の受賞時に密着取材したTV番組で新聞事業協同組合の食堂で働いていたのを見たのが最初だった。 賞金500万を職場の人たちとシャンパンを飲んでつかったというエピソードを思い出す。 本作はカウンターだけの食堂というより居酒屋を舞台に、常連客や紹介客と店主の恵さんとのやり取りがドラマを見ているかのよう。 最近のニュースなどに出ている題材も加えてリアルさ有る。 メニューから作りたくなったのはヤムウンセン風サラダ。
2024/10/10
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