コリン・ウィルソン音楽を語る 新装版
コリン・ウィルソン音楽を語る 新装版 / 感想・レビュー
shostakovich
『コリン・ウィルソンのすべて』を読めば明らかなように、CWはレコード・コレクターとしても有名。本書は、音楽業界とはかけ離れた領域で活動し、作家として高名な著者だからこそ可能な、その徹底した辛口批評――その射程は個々のレコードに留まらず、内外のレコード産業全体や作曲家・演奏家、果ては音楽ファン一般にまで及ぶ――が、いわゆる提灯記事に慣らされた現代の音楽ファンにとっては、刺激的かつ小気味よく感じられる。
1999/01/01
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