ゲドを読む。 TALES FROM EARTHSEA
ゲドを読む。 TALES FROM EARTHSEA / 感想・レビュー
はじめさん
『ゲドを読む。』は映画「ゲド戦記」のDVDをより楽しむために作られた「文庫本のかたちのフリーペーパー」です。(引用)岡大イチョウ並木の本まつりで300円で購入。元は非売品らしい。中沢新一氏のゲド戦記論、本邦ユング研究の泰斗、河合隼雄氏や、精霊の守り人・上橋菜穂子女史、翻訳者の清水女史といった豪華メンバーによる玉稿の数々。そう、綺羅星の如くアースシーに浮かぶ島々のように、人の数だけ「己の中のゲド戦記」がある。/ 宮崎Jr.は3部作とガラッと変わった4.5作のゲドを強引に繋げてしまったため歪みが出てしまった。
2019/10/20
shiman
フリーペーパーだったそうですが、古書で入手。 広告&広告の香りは入ってますが中沢新一(2007年)、河合隼雄(1978年)と読み応えがありました。
2016/02/14
shiman
話の流れで河合隼雄の名があがったので掘り出して再読。第4部以降についての論文を読みたかったなあ。所有は黒版。
2022/01/16
もよ
やはり、中沢新一さんの紹介文が素晴らしい。内容としては同じものがいろいろなところにあるのでしょうが、中沢新一さんならではのしなやかな文章。これが、ル=グインの紹介にぴったりな様です。
2016/06/04
入江
中沢新一さんの考え方に惹かれます。科学者を古代の秘密結社の末裔と考えたり、「古典作品は、作家の個人性を超えた、人類の無意識からしか誕生しない」といってみたり、古い物語を現代のゲームとつなげたり。全体を通して、清水真砂子さん以外の方は、アニメ版のゲド戦記をそんなに気に入ってない印象を受けました。世論もそうですよね。でも、私は大好きな作品です。「人間にとっては、何かをすることのほうが何もしないでいることより、ずっと容易なんだ。わしらはいいことも悪いこともし続けるだろう。」(ゲド)シンプルで突き刺さります。
2017/02/08
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