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新・餓狼伝 巻ノ二 拳神皇帝編 (FUTABA NOVELS)

新・餓狼伝 巻ノ二 拳神皇帝編 (FUTABA NOVELS)

新・餓狼伝 巻ノ二 拳神皇帝編 (FUTABA NOVELS)

作家
夢枕獏
出版社
双葉社
発売日
2011-09-21
ISBN
9784575007855
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新・餓狼伝 巻ノ二 拳神皇帝編 (FUTABA NOVELS) / 感想・レビュー

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ntahima

もはやこのシリーズは書評の対象外であろう。85年に始まり26年掛けて15冊。1年に1冊も出ない計算だ。我々の知る時間の流れと作中の時間が合っているのかと、ふと気になるが検証の為に読み直す時間もないし、手元に全巻揃っている訳でもない。いつもは強気な夢獏であるが、今回の後書きでは珍しく自分の年齢を理由にこのシリーズが終わらないかもしれないと書いている。一卵性双生児とも言える同じく未完の『獅子の門』同様、主人公が居るようで居ない格闘技三国志。著者が筆を折る以外には登場人物達の熱き闘いの日々を止める術はあるまい。

2011/12/17

うりぼう

私も前巻の内容の記憶がないが、全然気にならない。意識を持って戦っているうちは、心身は一体化しない。甲野善紀先生が言う全身の瞬時の反応がなく、頭から指令で徐々に動くのだろう。肉体が意識よりも先に動き出したときに真の格闘が生じる。そして、そこには相手が喪失し、連綿と続く、必然の戦いの舞に収斂する。「狂うため」の稽古、肉体の冷静さを失わずに精神のみを開放する。その先に拳神がいるのか。あとがきでは、完結放棄とも取れる発言があり、獏さんの書くことへの飢餓感の減退を感じ、未完は、次のステージへ飛翔の障害となるのか?

2011/10/12

文庫フリーク@灯れ松明の火

カイザー武藤VS丹波文七戦に思ったより熱くなれず『餓狼伝』開始当初のようにのめり込むことできないな、と感じたのだが杞憂。堤城平がやってくれた。ただ全力で戦う。それが、それこそが堤城平。獏さんの格闘小説読むと他の小説の格闘シーンが物足りなく感じる時が有る。なので『餓狼伝』も『獅子の門』も、更には『キマイラ』も早く速く次巻をお願いします。

2011/09/24

miroku

このシリーズが始まったころ、バリトゥードも総合格闘技もまだ日本で育っていなかった。あれから幾星霜・・・。餓狼伝の内容は現実に遅れレトロ感すら漂う。だが、夢枕獏の執拗な表現は、やはりこの物語に向いている。

2013/03/20

ぽかちゅう48

2019年の読書一冊目は餓狼伝。男臭く始めちゃいました(笑)カイザー武藤VS丹波、巽真VS堤城平の今巻は、期待したのとは少し違う趣で話が進みました。お気に入りキャラの堤が倒れながらも心が折れていない為、試合を頭の中では続けている姿が印象的でした。やっぱり堤城平、大好きです!

2019/01/11

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