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東天の獅子 第三巻 天の巻・嘉納流柔術 (フタバノベルス)

東天の獅子 第三巻 天の巻・嘉納流柔術 (フタバノベルス)

東天の獅子 第三巻 天の巻・嘉納流柔術 (フタバノベルス)

作家
夢枕獏
出版社
双葉社
発売日
2012-02-21
ISBN
9784575007886
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東天の獅子 第三巻 天の巻・嘉納流柔術 (フタバノベルス) / 感想・レビュー

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おかむー

夢枕獏による講道館柔道黎明期の物語第三巻。前二巻をかけて盛り上げてきた警視庁武術試合からさらに新たな展開を見せる。『たいへんよくできました』。これまでの引きからすれば思いのほかあっさりと始まる武術試合だが、四組の対決はどれもそれぞれの心と体を極限まで絞り尽くす熱い闘いで、物語全体からみてもひとつのクライマックスになるのだろうか。武術試合で半巻を費やしたのちは、講道館門下生に野仕合いを仕掛ける唐手の使い手“梟”と武田惣角との因縁を示して次巻へと引きをつくる展開がうまい。次もぜひ読まねば

2015/04/26

理による求心力で他流派を飲み込んでいく嘉納流柔術。話を唐手に広げて一体どう収拾をつけるのか・・・??

2012/02/29

パブロ

エロいッスね〜。なんてったって、男と男が汗まみれで、力と力がぶつかり合い、組んずほぐれつハァハァ言いまくりだもんね。そりゃ〜、恍惚としますよ。すいません、でもこれはホモネタじゃないですよ。男同士の闘いってこんなにエロい表現ができるんだ、とちょっと感心したもんで…。それにしても、それぞれの格闘家たちの生き様がいちいちカッコいいから、タマりません。沖縄唐手が出てきて、武田惣角の秘密が明かされて、どんどん物語は大きくなっていく…って、次は最終巻でしょ!? さあ、どうやって落とし前をつけてくれるのか。

2012/05/26

eihuji

前半の4vs4、アツイです!宗像戦と西郷戦泣けます。うん、自分は単純です。著者の作品にはもう30年ほど付き合ってますがこのパターンすでに伝統芸域に達しています。いい意味でね。後半はこれまで意図的に抑えられていた感のある本作の主人公西郷四郎が深く掘り下げられています。同時に最終巻へ含みを持たせる謎の男登場。うん、このパターンはもういいかな。なんか謎の男の小物感が止まらない。史実でも本作上でも武田惣角はラオウ級だし本作上ケンシロウ級扱いの西郷の敵には思えません。いい意味で裏切られる事を期待しつつ四巻へGO!

2012/06/25

くーぱー

講道館VS古流柔術の大一番はさぞや凄惨な試合になるかと思いきや、そこは達人同士の読み合いもあって、ある意味穏当な決着にやや肩透かしの感も。その代わり、琉球空手使いの謎の男の登場で、今度は柔術VS空手の王道対決が熱い。武田惣角の暗躍も相まって、最終巻がまた楽しみだ。

2012/06/08

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