悪韓論VS悪日論 日本と韓国はどちらが嘘をついているのか (双葉新書)
悪韓論VS悪日論 日本と韓国はどちらが嘘をついているのか (双葉新書) / 感想・レビュー
TheWho
保守系ジャーナリストの井上和彦氏と、東海大准教授で反日発言で有名な韓国人の金慶珠氏の両論客が、近年とみに最悪な日韓関係を日韓双方の立場、言い分を対論する一冊。当初愚劣極まりない近年の韓国に対する疑念を紐解けるかと本書を読み始めたが、結局TV討論番組と同じで、終始かみ合わない議論で、韓国への疑念と言うより嫌悪感で一杯になった。これ以上金慶珠氏と日本人の討論は無駄だと思うが、呉善花氏との対論であったならどの様な展開になるか興味が尽きない。良くも悪くも、現状の日本と韓国の関係を、改めて認識できる一冊です。
2014/06/05
リキヨシオ
悪化している日韓関係。歴史上の事実は1つなのにどうしてこうも主張が異なるのか、そしてどちらが正しいのか。個人的にはそこが疑問でこの本を読んだ・・・けれどわからなかった。たぶん互いには自分が正しいと信じて主張している。だが肝心な歴史問題になると・・・個人的にはこれ以上主張しても歴史の真実は分からないままだろうな。分かったことは韓国という国家は複雑で大変だなということ、物事は白黒で白のことしか言ってはいけないという風潮がある。メディアにおいて日本のソフトな報道と韓国の激しい報道の仕方は互いに刺激し合っている。
2014/06/23
BluePlanet
★★★★ 2014年1月19日発行。日本で育ち日本が好きだが親日家ではないという韓国人キム・キョンジュさんと日本人ジャーナリスト井上氏の対談本。今の史上最悪とも言える冷え切った日韓関係を修復するためにどうすべきかいうことで議論するのだが、答えとしては、やはり暫くお互い距離を置いて、時間をかけてくしかないようだ。領土、歴史、文化、靖国参拝問題にいたるまで二人の見識には脱帽するが、意見、認識が合わないところも多々あり。それにしても、従軍慰安婦問題等日韓問題でのマスゴミの誤った報道、一方的な報道の責任は重大だ。
2014/08/24
いが
日本代表の井上さんが安全保障・国際政治のスペシャリストであるのに対し、韓国代表がコミュニケーション論・メディア論の専門家という何ともちぐはぐな二人。 二人ともお互いを理解しよう、悪韓・悪日という議論自体は乗り越えていくべきものという意識はあるものの、お互い譲れない部分では激論を交わしている。 ただ、井上の極右っぷり・過激な発言の数々には閉口。これでは韓国側の方が全然大人だし未来志向に読めてしまう。議論というよりは口論、口喧嘩、非難に聞こえる部分もしばしば。これを手放しで「正しい」と言い切ることはできない。
2016/03/13
shin.y
新聞をはじめメディアは商業体たる制限を免れない。加工されたメタ情報をどれだけ分析しても真実は見えず、ソース原理主義とでも言える様なメディアリテラシーが求められる。日韓問題にしても双方がバイアスを免れている保証は無く、デカルトの方法的懐疑と同じで私たちの触れている根拠や史実が常に真とは限らない。日韓問題そのものよりも、メディアバイアスとリテラシーに興味があって読んだ一冊。個人的には韓国はどうでもよいがKARAのスンヨンはかわいいと思うし、整形でないことを切に願う。こんな思いも日本独特の価値観なんですね。
2014/08/09
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