考える読書 (双葉新書)
考える読書 (双葉新書) / 感想・レビュー
てつ
厚くて途中まで読んだ本をそこまでを破って続きだけを持ち歩く。自分にはできない芸当だ。何冊にも及ぶ長編小説をどこまで読んだか忘れてしまう、読んだ小説のストーリーを忘れてしまう、自分だけではないんですね(笑)
2017/10/07
マエダ
会話の中で本が何冊も出てくるスタイルで紹介された本は知らない本ばかりでした。ファンタージの話が印象的。
2022/10/05
ヨクト
「小説推理」連載の養老孟司氏の読書エッセイ。なので推理小説がメインに紹介されている。ファンタジーも多め。あと、海外作品が多め。2001年〜2006年の連載分なので、結構前の作品が多い。養老孟司氏といえば知識人として尊敬してますので、ぼくでも読むような小説を読んでいることに親近感。「考える読書」についてはあまり直接的には述べられていないが、書評を脱線し、幅広い分野にまで展開される話に「考える読書」の真髄があるのではなかろうか。
2014/08/15
chie
養老先生と、推理小説やファンタジーは結び付かないでいたな~。タイトルは『考える読書』だけれど、読書して考えるというより、考えの方が先にある内容だった。『バカの壁』に登場する話もあったりで、一貫した考えを持っておられるんだろうなということは分かるのだけれど、本書を通して何が伝えたいのかということが分からないまま読み終えてしまった。けれども、倫理の定義は腑に落ちた。最近読んだ、よく分からないけど面白かった小説の、面白さの理由が分かった。
2019/06/20
白義
元々相性があまりよくない著者なのもあるが、読書エッセイとしてはかなりピンとこなくて、本を語らない、解剖だの虫集めだの本人の具体性のある話にたまに洞察がちらほらあるという不思議な本である。特に書評としては月並みなことしか本当に言えてないというのもあるが、そもそもそれ以前にこの著者、どんな本を語っても自分の狭い関心に惹きつけることしか関心がないのがよくわかる。その狭い中に時折卓見が見られるものの、基本的に焦点があやふやでピントがぼやけている曖昧な文章だなあという印象が拭えない。狙ってそうしているのはわかるけど
2018/06/04
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