天啓の宴
天啓の宴 / 感想・レビュー
プリザエース
相変わらずネチネチとこだわり推理が続く話で、私は慣れているが他の読者がどう感じるか申し訳なくなってくる変な小説だ。古いサスペンスからある、本人確認があやふやな死体と証言からなる真相究明が本筋なのだが、動機まで入れ替え可能な設定だと、読んでいてだんだんどうでもよくなっていく、という弱点を孕んでしまうことを露呈している作品とも言える。巻末の解説は現代日本推理小説界を俯瞰した内容だが、作品群の内容に精通した者でなければ理解は難しい。しかし有名作家の名前がたくさん出てくるので、それだけで楽しめる人もいるだろう。
2020/06/17
karatte
天啓シリーズ第一弾。
h0z8じゅうたんの36.5cm
『存在は存在として存在する』φ(..)メモメモ
2020/11/07
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