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小早川秀秋の悲劇

小早川秀秋の悲劇

小早川秀秋の悲劇

作家
笹沢左保
出版社
双葉社
発売日
1997-10-01
ISBN
9784575233193
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小早川秀秋の悲劇 / 感想・レビュー

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金吾

○ここまで主人公をボコボコにしている小説は珍しいです。秀秋の病んでいきながらの迷走振りに失笑してしまいました。後書きはかなり笑えました。

2022/12/23

だまし売りNo

関ヶ原の合戦の趨勢を決したものは小早川秀秋の裏切りである。ここから秀秋には卑怯な裏切り者や去就を迷う優柔不断というイメージがある。しかし、それは正しくない。秀秋には元々、西軍に属する理由がない。石田三成には讒言によって領地を没収された恨みがあり、徳川家康には取りなしてもらった恩義がある。高台院も家康を支持していた。

2021/10/16

さざなみ

図書館の廃棄処分書籍コーナーで見つけた興味ある題名と作家の名前にひかれて持ち帰る。 一方的な悪行ばかりで描かれた主人公は救いようのない人物。作者のフィクションも多々あるかと思われるがこれほどまで貶してよいものかと疑われる。 以前に訪れた松尾山の見える大谷吉継の陣地を思い出した。

2023/02/17

うりうりぼう

小早川秀秋とは大体の人物は知っていたので結構楽に読めました。秀秋は全くもって武士らしくはないが、家臣が非常に武士らしく、良い人材がたくさんいたことに驚きました。個人的には秀秋の話より家臣の話のほうが興味をそそられました。なかでも杉原重季の仇討は素晴らしくよかった。 それからあんまりお酒に頼ると良くないことは非常によくわかりました。酒はほどほどにしないとだめですね。 この本読むなら、大まかに戦国時代のことを知ってから読んだほうが読みやすいと思います。

2011/08/30

半木 糺

「裏切り者」小早川秀秋がひたすら転落する様を描く。小早川秀秋という人物は近年、研究が進んでおり、「裏切り者」としての面以外の部分もクローズアップされるようになっている。本書はステレオタイプな小早川秀秋像を踏襲しており、その点、新味の無い作品になっている。

2001/06/14

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