転々

ぶんこ

救いのない物語というのが読後感。家族に恵まれなかった大学生の文哉がサラ金からの借金取りに追われる。情けなさすぎる主人公に、嫉妬から妻を殺してしまい桜田門に自首するまでを一緒に東京を歩いてくれと頼む福原。出てくる人皆共感できない。住む世界が違いすぎる。なんとなく流れていく時間のように読む進み、最後がこの結末というのが(ええっ、何、これで終わり？)。最後までわからないお話でした。

2019/02/24

エドワード

オダギリジョー主演の映画で見た作品。内容はほとんど違うが、本質的にはやっぱり同じ作品だ。借金でスッカラカンの文哉の前に変なオッサンが現れ、「オレと東京を散歩したら百万円やる」と言う。オッサンは妻を殺して霞ヶ関の警視庁へ自首するのだ。井の頭公園をスタートし、中野、池袋、巣鴨、日暮里と東京の北の町を行く。映画では上野桜木や浅草も行っていたな。東京散歩が大好きな私としては、ロードムービーならぬロードノベルはツボもツボ。こう来るだろう、と待っていたのと、似てるけどちょっと違うラストに驚いたが、負けず味があったな。

2014/07/28

ねなにょ

随分前に映画を観たので、本筋は同じものの、私の記憶力が劇的に悪化しているのかとドキドキしてしまった。

2014/10/01

一愛

おもしろかった。でも最後が好きじゃなかった。

2017/09/28

みづき

三木聡監督作品の原作｡ ずいぶん映画と違ったなぁ｡ やっぱりこっちの方が複雑でシリアスです｡ これを三木さんが映画にしちゃうところが面白い｡ 一気に笑える作品になります←

2011/12/27