墓標の森

えみ

圧巻の一言。著者・樋口明雄さんが眠れない夜を過ごさせたのは、登場人物たちだけじゃない！この本を読みだしてしまった読者も…少なくとも私は凄まじいハードボイルドサバイバルに興奮して眠れなかった！八ヶ岳の静謐な空気も、その麓の町で起こる怪異な事件の緊張感も得体の知れぬ宗教団体の不穏さも、丸ごと描く豪儀な筆力にただただ度肝を抜かれた。進藤光彦が目撃したのは川を流れてくる親友の遺体と、何かに取り憑かれたように険谷・黒谷を彷徨う少女の姿。そして始まる。錯乱した住民達が起こす殺人事件。この現象は一体？雪山の死闘に熱狂！

2021/05/10

Masa

読み応えがあり、最後までハラハラさせられるお薦めの一冊　八ヶ岳の登山地図とともに読むといいかも　琴石川は川俣川西沢がモデルかな

2022/02/08