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とっても不幸な幸運

とっても不幸な幸運

とっても不幸な幸運

作家
畠中恵
出版社
双葉社
発売日
2005-03-01
ISBN
9784575235197
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とっても不幸な幸運 / 感想・レビュー

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あつひめ

畠中作品、初読みです。しゃばけとか時代物妖怪ミステリーばかりなのかと思って敬遠してしまっていました。食べず嫌い…してました。百均で売っている怪しげな缶詰。不幸と幸福のバランスはどんなものなんだろう…開けた人によってそのバランスも変化するのか?酒場の常連客とマスターで解決していく謎解き。常連客も缶詰を空けながらそれぞれの抱えている見えない不幸な幸福を探っていく。読者の私は常連にはなれないけど、お店の中の置物にでもなってすべてを見届けている気分。登場人物一人一人の個性もわかったので、ぜひ続編を期待します!!

2011/08/25

れいぽ

連作短編集で料理+ミステリーというと、どうしても「香菜里屋シリーズ」の印象が強いので、その部分では損しているかも^^; 料理描写はそっけないので(でも食いしん坊の私には十分魅力的でしたが・笑)100円ショップで売っている「とっても不幸な幸運」という缶がキーになった連作短編集ということになるのかな。正直、最初は読みにくいし話しにも入りづらいです(ゴメンなさいw)ただ、第六話と終章はとてもイイです!ここにたどり着くまで読んでよかった、と努力がきちんと報われるいい話でした。

2010/09/28

アクビちゃん@新潮部😻

【図書館】畠中さんらしい、ほのぼのとする現代ファンタジー。「とっても不幸な幸運」という缶詰を開けることにより、新宿「酒場」のオーナー店長や娘さん、常連客みんなに起こる珍騒動物語りです。みんな自分の居場所を探してるんだな~なんて思ったら、なんだか切なくなってしまいました。家族や仲間が居る場所が自分にとってホッとする場所=居場所であると良いのだけれどもね!

2015/11/22

Nak34

最後の方は良かったけど、やっぱり「しゃばけ」かな。登場人物のキャラクターが似ているし、新宿地下のバーで、マスターが喧嘩するって設定もおかしい。ケンカできるような場所じゃないですよね。あんな狭い場所で。ましてや、広いバーなんて、イメージできないし。ザ・現代版よりも、若旦那の方が完成されてる。残念。

2010/10/17

kumako

100均ショップで手にはいるというその缶詰とは一体何?という所は深く追求しないとして。缶詰を開けたら始まる6つの短編は、それぞれミステリーっぽいのやイイ想い出話等々軽いタッチでさらりと読めるだけあって物足りなさもありますが。第3話・健也の友達の正体の話が一番夢中になれました。

2020/04/09

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