魔将軍: 室町の改革児足利義教の生涯
魔将軍: 室町の改革児足利義教の生涯 / 感想・レビュー
花々
足利義教という人物を初めて知った。終章でも少し触れられていたが、後の織田信長と似た、冷徹さと強引さがあると感じた。将軍、大名それぞれがお互いの腹を探り合い、策を講じていく様が面白く夢中で読めた。
2014/05/11
エク
明石散人が絶賛し、井沢元彦が埋もれた英雄と評価した足利義教。信長以前に魔王として君臨し、ある意味日本を初めて統一した天下人でもあった。素材はものすごく興味深いのだが、戦国時代の英傑達と比較すると、ドラマチックな部分が意外に少なく読み物としては、もう一つな感じ。もっと義教の理想と内面を掘り下げて欲しかった。なんか惜しい。
2023/11/01
シュラフ
『魔将軍』というおどろおどろしいタイトルにつられて読んだが、足利幕府第六代将軍・義教の歴史ものであった。第三代将軍・義満までは高校の授業で教えられた記憶があるが、義教のことはまったく知らなかった。義教の足利幕府立て直し策が守護大名との軋轢を生み、そして義教自身が暗殺されて、戦国時代に至る遠因となる。知らなかった話なので、とても勉強になりました。
2013/01/20
Abercrombie
三宝院満済、赤松満祐、走衆の遠山市三郎らの視点から見た“万人恐怖”足利義教の生涯。ときどき作者の筆はすべるし、赤松謀反の理由はありきたりだけど、百十数年早く生まれすぎた天才の生き様が、わかりやすく丁寧に描かれており、『室町の大予言/山田風太郎』より好み。
2023/05/11
あいべきん
私はやっぱり、岡田さんが好きなんだと思う。面白いとは思わなかったけどwちゃんと読めました。ま、いつも通り理解はしてませんけどね。「へー、こんな人いたんだ。マジこえーな」ってなもんです←感想がチャラいw
2019/12/20
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