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家族の言い訳

家族の言い訳

家族の言い訳

作家
森浩美
出版社
双葉社
発売日
2006-03-01
ISBN
9784575235456
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家族の言い訳 / 感想・レビュー

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ベイマックス

8つの短編集。家族というしがらみから逃れて行った者、そして残された者が心情を吐露していく。仕事があり、子育てがあり、介護があり。涙する結末の多い短編集。『カレーの匂い』のラストは、「そっかそういうことか」とくすりと笑えた。

2021/06/13

紫 綺

家族シリーズ始まりの一冊。ちょっといい話の短編集。最近家族の有り方を考え、思い悩んでしまう私には強烈なカウンター本だった。こんなはずじゃ無かったのに・・・。

2014/05/09

とろこ

短編集。感動せずにはいられなかった。いっそ、他人であれば悩まずに済むことが、家族であるが故に重荷になることもある。傷つけたかった訳ではない。嫌いだったのでもない。むしろ、大切に想い、心から愛していた。ただ、不器用すぎて、その伝え方が、表現の仕方が分からなかっただけなのだ、きっと。言い訳と言われてしまえば、仕方がないけれど。長年、心の中で燻り続けた想いや、わだかまっていた気持ちが、様々な形で溶け、癒えてゆく。「星空への寄り道」「おかあちゃんの口紅」「イブのクレヨン」「粉雪のキャッチボール」が特に良かった。

2017/11/05

アクビちゃん@新潮部😻

【図書館】8つの短編集です。「ホタルの熱」良かったー❣ 久しぶりにウルウルしちゃいました。後の話しも好きだけれども、上手く行き過ぎというか、お話しだなーという印象を受けてしまったけど、キライじゃないです。全作品、家族の在り方を問うものです。私は、マザコン気味なので(笑)母親が出てくるのに弱いなー(^.^;

2018/01/11

ち~

過去に思い残した後悔を解きほぐしていく、家族の絆がテーマの短編集。それぞれの登場人物が流す涙につられるように、読んでいる側までうるっとさせられる、ストレートに良い話は私の大好きなジャンルでもあります。中には不倫を扱ったドロッとしたものもありますが、感動でフニャフニャになりそうな気分をピリッとさせれくれました。「星空への寄り道」「おかあちゃんの口紅」「イブのクレヨン」がお気に入り。

2016/06/05

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