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トーキョー・バビロン

トーキョー・バビロン

トーキョー・バビロン

作家
馳星周
出版社
双葉社
発売日
2006-04-01
ISBN
9784575235470
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トーキョー・バビロン / 感想・レビュー

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そうたそ

★★☆☆☆ 馳さんの作品にしては、品が良い気がした(悪い意味で)。様々なキャラクターが登場するものの、魅力的な人物がおらず、ストーリー自体もいつものような疾走感に乏しく、なかなか読み進めるのが辛かった。破滅的なストーリーを求めてしまうだけに、この作品には幾分大人示唆を感じてしまった。

2020/09/08

たみ

億単位の金を騙し取ろうと企む人々の狂走劇。一枚岩ではないチームの、それぞれの鬱屈と野心とその他色々。相関図が完成するまでの最初のほうはスピードもゆるく、計画始動後はジェットコースターの下りもかくやの超加速。もうこれ以上は混乱しないだろうという場面で更にシッチャカメッチャカになる嬉しさ恐ろしさ。馳星周氏の描く裏切り込み込みの人間関係は目が離せません。没入しました。

2015/12/18

りちゃ

ろくでもない人間ばかり。自由になるため、今の状況から抜け出すため、不安…。わからないではないが、あまりに無謀。大概、計画を狂わすのは女。それを見抜けない男が愚かなのか…。もちろん、ハッピーエンドになる訳がない。後味が悪いと解っているのに、それを見届けたいと思ってしまうのが不思議。

2018/01/19

米倉 涼子

★★★★☆企業の存続をかけて走り回る中間管理職の苦しい立場が見ていて同情を誘うも、金を巡って裏切りの連続と、暴力団という組織に怒りが湧いた。自身の社会的立場や暴力に対し、心が揺れ動く小久保だったが、最後まで一途に美和を愛し、大金を前にしても裏切ることがなかった心意気は、読後感をスッキリとさせた。最近の数冊はハズレだったが、このヒリつくような劇場ドラマを読めて、久しぶりに読書にのめり込めた。

2023/12/23

蝉、ミーン ミーン 眠ス

味方陣営が揃いも揃って小物なのでいつものように全員破滅エンドかと思いきや一人だけ乗り切ったのは意外ではあるが、いかんせん魅力に欠ける人物なのでお前が逃げ延びても面白くはないなと。

2022/12/24

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