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こちらの事情

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作家
森浩美
出版社
双葉社
発売日
2007-04-01
ISBN
9784575235777
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こちらの事情 / 感想・レビュー

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ゆみねこ

8つの短編集でした。どれも家族がテーマで我が身に置き換えたり、子育ての頃を思い出したり。「晴天の万国旗」「短い通知表」が特に印象に残りました。

2017/01/22

ちゃんみー

森浩美さんの本は家族がテーマとなっている短編集が多いけど、これもしかり。子どもとうまくいってなくても、嫁さんに離婚届を叩きつけられても、親を施設に入れなくちゃならなくなっても、何があっても家族は家族。いつもうまくいくとは限らない家族もあるでしょうし、色々な人生もあるでしょうが、この作品を読むと仕事バカの私は家族の有り難みを感じるのであります。改めて親に感謝し、子どもたちに感謝であります。どう展開するんだろう?と思わせるどの話も最後には明るい気持ちにさせてくれるってのはイイね。(でもウルウルしちゃうよ)

2015/06/24

ぶんこ

作中の奥さん、お母さんが気の強い人が多かったように思います。 怖いくらい。 森さん、奥様が怖い? その点だけは共感できませんでした。 「 荷物の順番」は、読んでいて辛かったです。 日常お世話をしていない人は、介護に関しては口を出さない、出せない。 口を出すには、親を引き取る覚悟を決め時だけにしなくては、義姉さんが可哀想です。

2015/01/22

あっ!chan

どの話も身近で起こりそうなちょっと良い話。主役達は私の年代に近く、他人事ではない感じで、心に響く一言で思わず目頭が熱くなってしまう。荷物の順番にあった「人の手は二つしからないから、いくら大事なものを持ってても、もっと大事なものができれば、先に持ってたものは手放さなければならない…」とは、家族のことを考えるために心に残った一言。癖になってしまうシリーズだ。

2015/05/31

紫 綺

あつひめさんのコメントに惹かれ、初森作品。あかん!!私にはどストライク!!心を打つ短編8作。主人公が四十代五十代なだけに、切実に身に詰まされる。一話一話が、痛いほど心に響きわたる。知らず知らず、目頭が熱くなり、必死に涙をこらえた。そこらに転がっているようなありきたりのストーリーなのに、「光」というエッセンスで極上のメニューに…、心労を癒す一品だった。ありがとうございました。

2011/04/24

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