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正義のミカタ: I’m a loser

正義のミカタ: I’m a loser

正義のミカタ: I’m a loser

作家
本多孝好
出版社
双葉社
発売日
2007-05-01
ISBN
9784575235814
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正義のミカタ: I’m a loser / 感想・レビュー

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ミーコ

表紙を見て 子供のお話と思いきや、大学でのお話。亮太 大学生になっても高校の時のイジメっ子にやられる? 大学生が❔と思いながら読んで行くが 親友も出来て成長して行く物語 と思ってたら又 不穏な雰囲気が・・・。正義とは?と考えさせられるお話だった。本多さん 2冊め だけど引き続き 他の作品も読んで行こう。

2017/02/24

taiko

ずっといじめられっ子だった亮太が大学で入ったサークルが『正義の味方研究部』。 大学の悪と戦う『正研』。正研での親友、先輩との出会い、その後の間先輩との関係、実の父親の会社のこと、そんないろいろで、亮太は一回り大きく強く成長していく。 すっごく良かったです。 前半は、ひたすら面白い青春小説だと思っていましたが、中盤から後半にかけての展開に、胸をかきむしりながら悶絶しました。 正義。 正研があるから、大学は悪から守られる。 でも、正義を語り、正義を前面に出せば、誰かを傷つけてしまう恐れもある。続き↓

2015/08/14

こっぺ

亮太の「ものすごいいじめられっ子」ぶりに序盤から涙が出た。亮太の諦めが悲しかった。トモイチが亮太を助けて、研究会に入れて、それだけで「よかったねー」とまた涙が出た。「正しいこと」をするのは楽しかった。でも結局、どこにいても流されている自分に疑問を持っちゃったんだな。それが一番の成長。「絶対」正しい、そんなことをゴリ押ししない、「絶対」を書いてない。そこがよかった。【図】

2012/05/25

紫 綺

たいへん、面白かった。はじめ、いじめられっ子が正義のミカタへと変身していくコメディ風サクセスストーリーかよ思っていたが、意外や意外、正義の味方とは何ぞやという哲学論的な真面目な話が展開していく、しかもそれがお固いものではなくわかりやすい表現だったので、とても共感できた。主人公、ここまで考えることができてたら、そもそもいじめられてないだろう、とは思いましたが…。

2010/08/28

さっこ

表紙の可愛らしさで、楽しい痛快作品と思い読み始めましたが、考えさせられる深い作品でした。生粋(?)のいじめられっ子の亮太。大学生になり「正義の味方研究部」に入部し、変わろうと努力していきます。「正義」とは「見方」によって「正義」ではなくて、人それぞれに考え思う「正義」の形があることに悩みながらも、不器用な亮太は前を向き成長していきます。自分も頑張らなきゃ、と思わせてくれる作品でした。

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