治験
治験 / 感想・レビュー
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
無職の宮野に突然舞い込んできた年収一千万円の健康食品の通信販売。末期がんが治るというクッキーを食べた人達、動物が死期が早まり、死の真相を求めてアメリカへ。ドタバタとあり得ない展開になったけれど、それなりに楽しめました。おいしい話には裏がありますね。
2018/01/27
そうたそ
★★☆☆☆ ふとしたことから健康食品の通販を始めることになったものの、使用者に不審死が相次いだことから、主人公は真相究明のために渡米することに。急展開のサスペンスもの。題材は興味深いし、全体としてもそれなりに面白いんだけど、何となく作りが浅いし、内容も浅い感が否めない。同じ題材でも篠田節子さん辺なら、もっと濃密なエンタメに仕立てあげていたんだろうと思う。個人的には後半の渡米して正体不明の敵との争いを繰り広げる辺りの展開以降はあまりにリアリティに書けており、話としても荒唐無稽で極めて残念だった。
2014/12/16
まるぷー
タイトルから医療小説かと思ったが、全然違っていた。失業中でやる気のない宮野にアメリカの会社マックスイミュノという健康食品を日本支社として販売する仕事が舞い込む。いかにも怪しげだが、年収1000万に釣られて請け負う。やがて、死者が出たり本社に連絡不能になり宮野はピッツバークに渡るが、宮野は命を狙われ危ない目に会う。組織や会社、バイオテクノロジーの研究所などいろんな思惑があったのだが、健康食品を販売し食べさせることが広義で治験ということだったのかな最後には感じた。宮野も旨い話に簡単に引っ掛かったというわけだ。
2023/06/06
shoko
怪しい話に乗っかって、事故が起きていることに気がつく前半までの展開は期待通りで、そこから真実を突き止めていく後半以降はちょっと急ぎ過ぎてドタバタが止まらない感じ。もう少し丁寧に進んでいってくれても面白いのに、と思いながらも。主人公が最後にはなんだか物凄く成長していて、丸く収まった感。
2019/04/04
日向夏
医療小説だと思って手に取ったら違った。怪しい健康食品販売を引き受けたものの、それを食べた者が亡くなるという疑惑から、裏に隠された陰謀を探っていくというお話。読みやすいけれど、話の筋も内容も登場人物も物足りない感じ。
2019/06/23
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