KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

ヒトリシズカ

ヒトリシズカ

ヒトリシズカ

作家
誉田哲也
出版社
双葉社
発売日
2008-10-01
ISBN
9784575236408
amazonで購入する

ヒトリシズカ / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ゆこ

やっぱり重くて、暗い。連作短編集。時も場所もバラバラの話の中に、一人の少女、シズカが関わってくる。ほとんどが 警察視点で話は進んでいく。だから、静加のことがほとんど分からない。徐々に浮き彫りになる静加。本当に悪事は大切なものを守る為には仕方がないのか。ヒトリシズカ、タイトルの意味が分かってしまった時の脱力感。んー…物語の終わりかたも含めて、後味が悪い。

2014/02/02

sk4

ドラマ『家政婦のミタ』を見た時に思ったのは世の人たちは、変人だろうが会話が通じまいが、何か自分を無条件に救ってくれるスーパーヒーローのような存在を求めてるのかな、と。この作品の静加もそう。義務教育を受けなければならない年齢にして、男どもだけでなく警察やヤクザまでをも手玉に取り、半分だけ血のつながった妹のために命を投げ出して、檻の中から助け出す。母親も含むすべての大人に絶望して、たった独りで戦いを挑み、未来を信じて死んだシズカ一人だけが救われる、ヒーローものです、これは。

2012/05/06

ゆみねこ

切ない。あまりにも壮絶な生き方を選んだ静加。最初の事件のときになんとか出来ていたら、こういう最後にならなくてもよかったのかな?13歳で失踪して17年の時を経ての最期。映像化するには面白いのかな。

2012/10/14

だまだまこ

どの事件にもうっすら姿を現わす静加。5つの別々に思えるような殺人事件が、最終章で上手く繋がる。戸籍の乗っ取りの現実味を帯びた怖さや、そうせざる得なかった緊迫感は圧倒的に「火車」の方が印象が強く、本作は謎の女に魅了される刑事たち…という印象で、割とあっさり読み終えてしまった。男性の目から見たら日本人形のような彼女は魅力的だったんだろうけど、明らかに彼女だけ怪しすぎたせいで、オチにあまり驚けなかった。結末は少し切ない…。

2018/06/20

星群

腐屍蝶、死舞盃、罪時雨、蛍蜘蛛、闇一重、独静加、印象に残った順。結局、彼女の求めていたものは何だったんだろう。

2014/04/06

感想・レビューをもっと見る