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ジョニー・ザ・ラビット

ジョニー・ザ・ラビット

ジョニー・ザ・ラビット

作家
東山彰良
出版社
双葉社
発売日
2008-12-10
ISBN
9784575236507
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ジョニー・ザ・ラビット / 感想・レビュー

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探偵ウサギのハードボイルドなんて読んだことなかったので、すごく期待して読んだ。何度も作者を確認したほど翻訳モノっぽい文体で、酒と暴力とセックスとって感じの展開は、探偵モノというよりマフィアものの匂いのほうが強かった。そしてウサギを擬人化してるのじゃなく、人間の様々なタイプをウサギ化された上で人間との距離感も織り込まれ、ウサギ視点での人間の愛とウサギの生き方について語られる部分はなるほどなと共感させられ、印象的な言葉も多い。またウサギをよく知ってるとその習性にとことんリアルで、そこが個人的には面白かった。

2014/03/14

星群

何やっても、うさちゃんは可愛い♪…って言ったら、ジョニーが怒って、後ろから…!!((((;゜Д゜)))でもちょっと、うさちゃんの思考回路に着いていくのは疲れたかな。

2014/05/08

愛玉子

ジョニーは人間になりたかった小さなウサギ。彼は殺された飼い主の復讐をすべく、ハードボイルドにキメて調査に乗り出す。『プレイボーイ』誌のロゴがウサギなのは、この小説に描かれているような生態を持っているからだと聞いたことがあるが、そこを書きたくて主人公をウサギにしたとしか思えない。人間だったら鬼畜だが、ウサギならまぁかわいい♪…ってならねぇよ(苦笑)。前半はこの下ネタに付いていくのにちょっと苦労したが、後半はホロリ。ちっぽけなウサギのでっかい男気が格好いい。

2010/06/17

空猫

「こちらジョニー・ラビット探偵事務所?」…小柄だけどよく引き締まった体。それに、あの足ときたら!…俺は女を組み伏せてそのまま一発キメた…「お願い、やめないで!」「ああ…うう…うっ!」(p11)これやってるのウサギちゃん達なのだよ。オスのウサギ(ハードボイルドで決めている探偵)は人間(マフィア)の元ペット。つまり動物界の話ではない。読み進めるうちに原発問題?謎解き?がありどんどん話が深く展開していった。ウサギは一個人への比喩表現?深すぎて何度も読み返しちゃった。

2016/01/28

藤月はな(灯れ松明の火)

うさぎが好きで尚且つこのミスにも選ばれ、「活字倶楽部2010 冬号」で先輩かつくらーさんが紹介していたので読みました。最初、ジョニーの行動に「ちょっ、ジョニー、それは人間世界でやると婦女暴行罪で逮捕されるよ!」と突っ込みしまくりでしたが敵の生き様に惹かれつつ、前の飼い主にも敬意を払うジョニーがかっこよく、そしてかわいくてなりません。

2010/02/27

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