賤ケ嶽
賤ケ嶽 / 感想・レビュー
軍師殿
武将たちの心の揺れ動きが鮮明に描かれている。特に、利家が内応する時の心情が上手く描かれていた。また、利家が内応した後北の庄城での勝家の対面で、勝家が利家に言った言葉が格好良かった。
2010/11/29
maito/まいと
歴史の結果ばかり見てはわからない、リアルタイムの歴史絵巻を感じた1冊。圧倒的優位と後生語られる秀吉の基盤の危うさ、勝家の知将ぶりなど、教科書で数行で語られるだけの賤ヶ岳に詰まった500ページ(以上の)歴史ドラマ。中川清秀や滝川一益など、悲劇の武将たちにも注目です。
2010/07/08
べんぞう
勝家が予想以上にオットコ前。清洲会議後の勝照へのフォローが印象的。三谷さんの「清洲会議」とは一味違うシリアスで緊張感のある作品。また、秀吉の暴走を止めることのできない長秀の虚無感と切なさがグッとくる。
2019/02/10
Keiji Suzuki
PAさんからのお勧め本。猛将として描かれることが多い、柴田勝家が知将として描かれていることが新鮮。育ての親勝家と、幼馴染の秀吉との間で、葛藤する前田利家の描き方が秀逸。
2016/06/14
96
本能寺の変から清須会議を経て賤ヶ岳の大決戦までとその後のお話。軍師官兵衛だと結構さらっと通りすぎてしまった場面だけど、じっくりでも分かりやすく書かれてたからすごく読みやすかった。武将それぞれのその時その時の思惑、判断、行動が凄く興味深かった。官兵衛が秀吉から遠ざけられた訳もわかったし秀吉もやっぱり天下を取っただけの事はあるな~。
2014/09/10
感想・レビューをもっと見る