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バイバイ、ブラックバード

バイバイ、ブラックバード

バイバイ、ブラックバード

作家
伊坂幸太郎
出版社
双葉社
発売日
2010-06-30
ISBN
9784575236958
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バイバイ、ブラックバード / 感想・レビュー

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射手座の天使あきちゃん

キックする、キックする ブルッ、ブルルルゥ~! 鈍重な獣が身震いして目覚めるようにエンジンが唸りをあげる、怪物に覆い被さられて悲鳴を上げながらバイクはスピードを増して行く!! なーんて続いて欲しい感じですぅ!! (^_^)v  繭美は満場一致のマツコデラックスさん、星野君はユウスケ・サンタマリアさんかなぁ、私のキャストでは(笑)

2011/10/29

ヒロ@いつも心に太陽を!

時間潰しで手にとった初・伊坂作品。読み始めてしばらくして「こういうのどっかで・・・」と思ったら太宰治の『グッド・バイ』をヒントにして書いた話だとわかって納得。あの話、未完だけど好きだから。でもこちらの星野くんは繭美を丸め込もうとも考えつかない計算のできない男だったけど。よくもまぁこんな設定を思い付くなと感じながら、最後はどうなるのかぐいぐい読んだもののあまりにが呆気ない終わり方で、なのになんでこんなに読メで読んだ人の多い人気作品なのかわからず驚いた。もしかして作家読みするにあたって最初に読む本、間違えた?

2011/02/27

kishikan

伊坂さんの小説はいつもバックで音楽が流れてるような気がする。ディラン、コルトレーン、そうこのバイバイブラックバードもJAZZのスタンダード。そしてその意味をとても彼らしい味付けで表現してきたよね。blackbird⇔bluebird(もう今はない日産車=幸せの青い鳥)だから、暗喩的に奴隷、売春とかの意味もあるようだけど、不幸という意味みたい。つまり不幸せにさようならがテーマ。5人の恋人に一方的な別れ宣言をする5編と+1編。それも繭美という大女に脅迫されながら、という話だけど実は・・。後は読んでのお楽しみ!

2013/05/17

とら

伊坂幸太郎さん初読み。表紙に惹かれた。太宰治さんの原作は読んでないので、この本の古い言葉で描かれた形を想像すると凄い気になる。伊坂さんは原作をどう変化させたのか見物です。この話、五股を掛ける男が主人公なんです。物語の中では良い人に描かれているけれど、どう考えても悪いに決まってる。「あのバス」が何なのか最後まで分からなかったけど、そこが裁かれる場所ならそれで良いと思う。でも最後に皆に真実を打ち明け、バイバイしたことは偉いと思う。「そうなることが決まっているなら、力を入れて、どんとぶつかるしかないよ」響いた。

2012/03/10

nyanco

新作に膨らむ期待…、期待とは違ってたら…と怖くて仕方がなかった。しかし予想以上に素敵な作品でした。星野君の5股相手の女性達、誰もが魅力的、各話に伊坂さんの魅力が溢れています。そして女性が魅力的な伊坂作品中、最もハードな女性キャラ・繭美が凄い!星野君、繭美、両者が一緒に時を過ごし、そしてあの最終話に…見事すぎます。バスの行き先や、星野くんがバスに乗らなくてはならなかった理由など、謎は謎のままで終わるのもとても伊坂さんらしい。そして10回キックの先は…、余韻のあるラストは、本当に素敵でした。続→

2010/07/11

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