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太陽おばば

太陽おばば

太陽おばば

作家
雀野日名子
出版社
双葉社
発売日
2011-02-16
ISBN
9784575237184
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太陽おばば / 感想・レビュー

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ゆみねこ

子供を持つことが出来ない故に離婚した、フリーライターの舞。引っ越し先の隣人は、不思議なパワーを持つ老女・耶知子さん。初読み作家さんです。中々心に響く作品、ラストはちょっと泣けました。

2016/04/24

優希

太陽おばばこと耶知子さんの元気さとは裏腹に重いテーマが詰まっていました。時や立場によってそれぞれの立場や思いがあり、噛み合なくなった人間関係を耶知子さんが不思議な力で前向きに進ませてくれます。連作短編集ですが、子供ができなくて離婚し、心に傷を負ったフリーライター・舞ちゃんの成長の物語でもあるように思います。耶知子さんの辛辣であり、甘くもある言葉に振り回されながら元気になっていく舞ちゃん。でも陽気な耶知子さんも実は辛さや寂しさを抱えていたことがわかり、何だかしんみりしました。いいお話だと思います。

2015/03/23

ぶんこ

初読み作家さんなので著者紹介を読むと、ホラーを書かれているようで、読むのに少し躊躇しました。確かにホラーの部分もありますが、それを忘れさせてくれる内容でした。私自身不妊に悩んだので、実の母までがと、切なくなりました。舞さんは心が広いです。 元の夫からのメールに返信出来る所が天晴れです。耶知子さんの図々しさに驚き、舞さんのようなご近所さんがいる事を羨ましがったりしていたら、驚きの事実に涙が止まらなくなりました。例え親子でも、相手を悲しませてはと、変に遠慮というか気遣って黙ってしまわず、話すべきと悟りました。

2015/03/30

ヒデミン@もも

帯にはファンタジックミステリーとあるけれど、明るいホラー? 人はその死に際でそれまでの人生を変えることができるのかな? そんなことより今、過ごしている日々を大切に生きようと思う。不妊の娘に対する母の言葉が少し古い時代のようにも思う。

2016/04/24

nyanco

タイトルも装丁もファンキーで、コレ本当に雀野さんの作品?と戸惑う。雀野さんには「トンコ」で出会い、ホラーの期待の新星と思っていたので…耶知子さん(太陽おばば)がまたえらくパワフルで、耶知子さんの友人の「最期」の話が続くので雀野さん随分と路線変更されたんだな~と感じ、竜巻を呼ぶバーサンという設定も何だかしっくりこない… しかし、最終章のハルコさんの話からラストへの展開…全く読めていませんでした。久々にやられました…続→

2011/03/20

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