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漂流家族

漂流家族

漂流家族

作家
池永陽
出版社
双葉社
発売日
2011-03-16
ISBN
9784575237214
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漂流家族 / 感想・レビュー

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達ちゃん

なかなかリアルな家族の物語。「父の遺言」と「十年愛」が良かったかな。

2021/04/19

nyanco

父親だからこそ、娘の事が解り、行く末を案じていた父の思いが切なかった『父の遺言』の心温まる感じで始まった短編集。その後、女の情念の恐ろしさを描いた短編が続きました。女の恐ろしさは男から見たほうが解るのかな…なんて思って読んでいたのにラストの作品でガッカリ…『バツイチ』女か母親か…子供を施設に預けろ、でなきゃDVするぞ、なんて男に執着する母親の気持ちが解らない。これを何故、ラストにしたのか?実に残念です。最後は慈母で、という構成にしたかったのかな?読みやすく、面白かっただけに構成がちょっと残念でした。続→

2011/04/25

shi-

どのお話も、誰かが人間くさく、綺麗事じゃなくてだけど、何か憎めなくて…。 人って、やっぱりきれいな事だけじゃないんだよなぁ…。

2018/05/24

zanta

大きな事件はなく、(当事者には充分大事なのだが)微笑ましいと思えるレベル。男女間の感情がメインだからか、読んでいて気楽。結論が出ていなくて、このあとどうなるの?という話もあるが。十年愛が好き。十年間約束を忘れなかった、というだけでもすごい。そしてあえて別れる年上女性の気持ちがよくわかり切ない。他の作家さんだったら、もっと深い物語になるだろうとは思うが、そうではなく、読み手に過負荷でないのも魅力の一つだと思う。

2014/05/29

itica

いろいろな家庭のそれぞれの事情。エゴや傲慢さばかりが印象に残り後味悪いものになってしまった。こんな家族ばかりじゃないよ、と反論したいが、キレイゴトを並べてみても似たような話は実際ある訳で。特に「バツイチ」は母親のひとりとして耐えがたい気持ちだったが、一筋の光が見えて最後には救われた思いがした。

2011/05/16

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