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夫の彼女

夫の彼女

夫の彼女

作家
垣谷美雨
出版社
双葉社
発売日
2011-04-22
ISBN
9784575237245
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夫の彼女 / 感想・レビュー

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抹茶モナカ

ハッピーエンドで爽やかな読後感。ドロドロした不倫の話だと思ったら、正妻と愛人の体が入れ替わる、というストーリー。文章もさらりと読みやすい。星見さんの会話の部分は、笑ってしまう。

2013/10/06

ダイ@2019.11.2~一時休止

低視聴率で逆に有名になったドラマの原作。最後もイイ感じで終わって面白かっただけに何故ドラマはダメだった?。

2016/02/23

utinopoti27

「物事は相手の立場に立って考えることが大事。そうすれば見えてくるものもある」老婆の魔法で、夫の浮気を疑う妻と、その相手が入れ替わる・・。几帳面で小心者、子持ち39歳主婦と、粗野でヤンキーな20歳の独身女。突如一変した環境に戸惑う2人が、周囲を巻き込む軽快でコミカルなエピソードが面白い。ド定番のネタながら、微妙な女性心理をうまく捉えつつ、サラッとした雰囲気の作品に仕上げています。そしてお約束の垣谷流ハッピーエンドへ。何だか都合よく行き過ぎな気もするけれど、こういう作風が女性、特に主婦には受けるんだろうなあ。

2019/08/04

のっち♬

夫と派遣社員の星見の浮気を疑った菱子は口論の際に老婆の魔法で星見と体を入れ替えられてしまう。別人になることでそれぞれ本音をズバズバ言って人生整理を代行するというもので、生まれも育ちも真逆でも共に切り返しが早くて痛快、コメディタッチで包む作風もマッチしている。今回も子供たちや社会の底辺に身を置いた母子(口調が前時代的不良娘)の造形に限界を感じるが、より魅力があるのも世間擦れした星見サイドだろう。現代結婚もそうだが保証のない物事への過度な目的化は禁物。時には他人視点で生き方を見直して自身から世界を改革しよう。

2022/04/26

mariya926

池井戸潤さんの「民王」と似たような、人と人が入れ替る私が苦手な設定だということは知っていましたが、それでも読友さんのレビューを読んで読みたくなりました。今回は夫の浮気を疑う真面目な節約主婦である菱子と、ネグレクトの虐待の中、何とか生き延びてきた星見が入れ替わりますが、相手の気持ちが本当に分かったら元に戻るという設定です。結果的に人が変わるので、接している相手も変わるようになります。自分が変われば相手も変わるということです。確かに私は菱子を少しだらけたタイプですが、もっと変わった方がいいと思いました。

2017/10/29

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