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ナンバー

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作家
相場英雄
出版社
双葉社
発売日
2012-06-20
ISBN
9784575237740
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ナンバー / 感想・レビュー

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サム・ミイラ

昨今の警察小説の充実ぶりには目を瞠るものがある。犯罪者を追う刑事の物語だけでなく管理部門であったり警察官僚を描いたものや監察医、警察学校まで実に多彩だ。そこにまた新たな職務が加わる。ナンバーと呼ばれる者たち。警視庁捜査二課の第三知能犯捜査係。詐欺や横領企業犯罪そして選挙違反などの捜査を行うスペシャリスト集団。そこに配属された西澤警部補が苦しみながらも成長する姿を描く好編。知識も広がり非常に面白い。注文をつけるならどの短編も構造が似ていて若干読めてしまう処か。だが最終話は新たな展開を予感させ続編が楽しみだ。

2016/07/26

yanae

最近はまった相場さん。お気に入りさんに教えてもらった一冊!今作は捜査二課が舞台。一課とはちがってを経済時犯を扱う。犯人に騙される騙される(笑)主人公は若手の西澤。この西澤がミスりまくりで少しイラッとするけど、周りの仲間達に助けられて事件を解決する。最初は仲間達が信頼できるのか読んでいて不安になったけど、仲間意識の強さがわかるとがぜん楽しく。仲間全体で騙される部分はなんだか人間味を感じた(笑)続編に進みますー!

2017/10/11

ダイ@2019.11.2~一時休止

ナンバーその1。連作短編集。警察もの。主人公はいろいろ振り回されますが、シリーズものなんで今後成長していくのかなと期待しながら次作へ。

2019/01/16

美登利

相場さんの作品としては4冊め。最新刊を初めに読んだからか、何となく熟れてない感じがしました。捜査2課、殺人事件の捜1とは違い、知能犯事件の担当刑事下っ端の西澤警部補の話。警察物としては馴染みの少ない部署なのもあり、また西澤が追い詰めたぞ!と思ったところで何度も似たような失敗をおかしてしまうし、いつも女性が絡むと信用し過ぎて弱いなぁと読んでいて思わずため息が出ました。でもシリーズ1作目らしいので、これからどんどん成長してゆくのかな。周りを固める個性ある上司たちに鍛えられていくのでしょう。

2017/02/15

itoko♪

横領や詐欺事件を担当する二課の警部補 西澤の成長譚、という感じなのかな。かなり危なっかしい捜査ぶり、女心の読めなさには苦笑い。でも、支えて見守る上司や先輩の、厳しさの中にも優しさが見えるところがいい。捜査を釣り堀に喩えるところでは、思わず納得!西澤の今後の成長は、真藤係長の「負けの悔しさを知っている奴は使える。」この言葉を信じてシリーズ見守っていこうと思います。

2017/03/10

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