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秘密は日記に隠すもの

秘密は日記に隠すもの

秘密は日記に隠すもの

作家
永井するみ
出版社
双葉社
発売日
2012-07-18
ISBN
9784575237795
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秘密は日記に隠すもの / 感想・レビュー

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やっさん

★★★★ 再読。手記が主体となる作品は叙述トリックを覚悟すべきだね。個人的に〝イヤミス女王〟は湊かなえではなく永井するみ。特に「道化師」の結末はドン引きレベル。これが遺作だが、つくづく夭逝が惜しまれる。

2018/01/04

さてさて

他人の日記を読む違和感、拒絶感、そして覗き見しているような罪悪感。他人の日記を読むという行為にはそんな様々な感情が沸き起こるのを改めて感じます。しかし、それこそが永井さんの意図するところです。あなたが素直にそんな感情の中でこの作品を読めば読むほどに、あなたはすっかり永井さんの術中にはまっていることに気づかされます。でも一方で、あなたが他人の日記を読むという感情に素直であればあるほどに、永井さんが用意された鮮やかなまでの”どんでん返し”の妙を堪能できるこの作品。永井さんの遺して下さった素晴らしい作品でした。

2021/10/09

milk tea

日記形式のミステリー要素入りの連鎖短編集。4人が最後に繋がるのかと思ってましたが、この本が遺作となってしまったため、続きがあったかどうかも不明。日記というものは秘密めいたものですが、ここでは盗み読みされたり、わざと読ませるように仕掛けたりされます。知られたくない日記は書かない方がいいですね。心の中にそっとしまいましょう。

2017/10/22

yanae

こちらも読メ始めた当初からの積読本。読めてスッキリ。だけど、相反して内容はドロドロのブラックな感じ(笑)こわいこわい~。けどうまいうまい~。特に姉妹と親子の話は最後にひぃぃとなりました。あくまで個別の短編なのだけど、それぞれの日記にほかの登場人物がリンクしていて、それも面白い。明るい話ではないけど、ぞわっとしたい人にはお勧めの一冊です。永井さんはどれもこんな作風なのかしら?初作家さんでした。

2019/02/04

くろにゃんこ

短編4つ・・・少し登場人物に繋がりが。なるほど・・・日記というのは書きようによっていくらでもミスリードできるからなぁ(^_^;)これが永井さんの最後の作品なのですね。遡って読んでみたいと思います。

2016/10/23

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