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図書室のキリギリス

図書室のキリギリス

図書室のキリギリス

作家
竹内真
出版社
双葉社
発売日
2013-06-19
ISBN
9784575238235
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図書室のキリギリス / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

以前から気になっていた作品で、初読み作家さんでした。見た目とは裏腹になかなかシブい内容で、いい意味で裏切られ、引き込まれました。バツイチで、とある流れで学校の図書司書として働くコトになった「詩織」さんと、彼女を取り巻く高校生や教員、友人、そして別れた夫などが繰り広げる静かながらも、しっかりとした文体で物語は進みます。基本的にはあらゆる場面、出来事においてその時にかかわる小説や写真集にまつわる話をビギナーな読者目線で、とてもわかりやすく紹介してくれます。小説だけではない世界で、自分の読書観も広がりました。

2014/08/23

mincharos

竹内真さん、昔「カレーライフ」を読んだきりの本作。主人公の詩織は旦那さんが失踪しちゃって離婚したばかりの女性。ちょっと特殊な能力を持ってるんだけど、その能力がこの物語のキーになってるわけでもなく。本好きならば読んで絶対に心地よさを感じるはず。思い出の本だったり、本好きになったきっかけの本だったり、みんなそれぞれあるはずだから、私もそういうのを誰かと共有できるブックトークをやってみたくなった。元旦那さんからの再婚の申込をはっきり断った詩織がかっこよかったなー。

2017/10/02

ミロリ

作中に登場する本が気になって、読メで読みたい本に追加しながら読んだ。自分の通う高校の図書館はそれなりに充実しており、どちらかというと本よりも図書館運営の先生のほうが充実してるような……なんだか色々比較してしまう。図書委員の読書会も楽しそうだった。本のイベントも良いと思う。登場人物の学生たちが何かと本に対して疑問を持ったり考えてたりするから、何も考えず利用している自分には少し羨ましく思えた。実際あんな風に利用できると楽しいだろうな。

2014/10/06

AKIKO-WILL

タイトルから気になり借りたら、案外厚みがあり、読み応えありました。元夫が失踪し、職を探さないと行けなくなった詩織に友達で学校の音楽教師をやってるつぐみからつぐみの学校で図書室の司書を応募していると知り、面接に行きすぐに決まった詩織。自分はキリギリスみたいに怠け者だと言っていた詩織だが、学校の司書をやるようになりその仕事が楽しくなるのだが。図書室の司書って自分が中学高校の時にあまり行かなかった事を思い出します。こんな図書室があったら通っていたのかな。色んな本の話も出てきて読みたくなりました。読書会も楽しそう

2016/05/03

myunclek

読メでも紹介される読書会ってこうゆうことをするのかって初めて知りました。読書することで世界は広がるし、ましてやそれを共有することで倍々の広がりに繋がるんだと認識しました。この本で紹介される作品が気になって道草ばっかして、この本そのものにはそんなに集中できなかったような(笑)

2014/05/03

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