玩物双紙
玩物双紙 / 感想・レビュー
なゆ
きっとこの本は、歴史に詳しい人が読むとすごく楽しめるのでは。やっと信長以降の歴史に慣れてきたばかりの私には、悔しいほど難解。。。冒頭の「薔薇と土塊」はとても面白かった。茶器が語る時代の流れ。ワクワク読み進むも、だんだん自信喪失。全部読んではみたけれど、もっと歴史に強くなってからリベンジ再読しようと思う。なんにしても、斬新な切り口の歴史小説なのでは。すごく好きな感じだけに、読みこなせないのが悔しくてたまらない。
2014/12/20
むつぞー
茶器、銀、文車など、物の視点から語る人の世…その語り口調と、設定は面白いものがあります。 が、読みにくく、薄いのに読むのに時間かかりました。 モノからの視点ということで哲学的に感じた部分もありますし、そのモノについての知識など、面白いけど難解な部分もあったし、いろいろ考え、思い巡らせる事も多く物語に集中しきれなかったからだと思います。 個人的には文車の話が面白かったなぁ。 昔々書物を持つということは本当に大変なことだったのです。 気楽に本が読める時代でホントに良かったと思います。
2015/01/05
キキ
これはかなり沢山の知識をもった方でなければ……。日本史だけじゃなく世界史、その時々の世界情勢なども知っておくとスラスラと読みきれると思います。知らない事を調べながらやっとのことで読み終えましたが、半分も理解できていない気がします(笑)
2015/07/08
ひさか
2014年11月刊。初出は小説推理。6話。物に語らせる戦国時代とのことで、各話のタイトルには、わくわくしましたが、内容には、あまり興味を持てませんでした。
2015/03/13
ひびキング
確かに物が語ると書く。人よりも永く存在する訳だから歴史を語るのは人ではなく物や書であるのは自明であるのか。そうすると世の小説などは人が語っている訳だから全てフィクションでしかない、ということになる。まぁ歴史なんかに詳しくなくても物事の捉え方の一つとして非常に興味深く読める物語である。
2015/02/23
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