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贖い

贖い

贖い

作家
五十嵐貴久
出版社
双葉社
発売日
2015-06-17
ISBN
9784575239034
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贖い / 感想・レビュー

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Satomi

オススメ!!面白い~!!警察モノが好きな人は是非~♪東京、埼玉、愛知、3ヵ所で起きた殺人事件。何の関連もないと思われていた3つの事件の点と点が繋がった時の真実…。真面目で有能な商社マンが20年間抱えた続けた哀しい過去。死ぬまで贖い続けさせる…犯人のその間違った復讐劇は決して許されるものではない…。真実にジワジワと迫り犯人を追い詰めていく息が詰まりそうな攻防は読み応え充分!!!!警察組織の本音と建前のバランスの良さ、警官たちのキャラもイイ!!

2015/08/10

こうじ

⭐️⭐️⭐️⭐️4/5 良かった!でも、考えさせられる作品だね。いじめによる20年間の復讐計画!加害者の気持ちがわかるような気がします。後半は、被害者側のいじめに加担した人達殺されてもいいと思ってしまった。復讐は良くないと分かっているが、許せない事は許さないよね。ニュースの殺人事件とかもっと動機を流して欲しい。もしかしたら、被害者だけど加害者かもしれない!^_^;

2015/10/19

修一朗

別々に起きた三つの殺人事件の地道な警察捜査ぶりや登場人物の背景が綿密に書き込まれてごっつい読み応え。最後になるまでバラバラな事件がどこでどうつながっていくのかがまるで見えず,星野警部の執着心と20年の半生をかけた犯人の復讐劇とのぶつかり合いがヒリヒリするほどの緊張感だった。子供が犠牲になった背景にはやりきれないものが残ったけれど,贖いに自分の人生をつぎ込んだ犯人の自制心,執念が印象に残る。ボリューム満点の警察小説に浸ることができて満足。面白かった。

2016/03/05

barabara

これは良かった!評判通りの傑作だ。五十嵐さん、当たり外れが大きいのか?でも多作なのにこのレベルのものを出せるってすごい。悲しいけどベタな動機や連想してしまう陰惨な事件…自分が忌避してしまう題材は、三つの微かな引っ掛かりが、やがて大きなムーブメントになるまでの過程の膨大なページの描写力に圧倒され、些末になっていったほど。それほど捜査側の忍耐強い「待ち」が素晴らしかった。

2015/07/27

いつでも母さん

読了。読んだ~!って感じです。星野・里奈コンビが良い。五十嵐作家、渾身の作ではないだろうか。20年前の出来事に辿り着くまでがとにかく長い。だが、待った甲斐があるってもんです。自殺はさせない!死刑判決にもさせたくない!いや~まさしく『贖い』なのだ。巧いわ。父親・稲葉さんの気持ちは伝わるよ私にも、稲葉さん凄いよ。中学生と云う微妙な子どもの世界の恐ろしさを此処でもまた考えさせられた。あの時の校長の姿にゲンナリしかも未だにそのままの対応ってのに怒りを超えて呆れる。報復・贖罪・贖い・・誰がどこで線を引くんだろ。

2015/07/15

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