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珈琲屋の人々 宝物を探しに

珈琲屋の人々 宝物を探しに

珈琲屋の人々 宝物を探しに

作家
池永陽
出版社
双葉社
発売日
2015-07-18
ISBN
9784575239089
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珈琲屋の人々 宝物を探しに / 感想・レビュー

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とし

珈琲屋の人々「宝物を探しに」。さびれゆく商店街で人を殺した過去を持つ「珈琲屋」を営む行介の元に、様々な悩みを抱えて人が珈琲を飲みにやってきて熱い珈琲を入れる行介の手と珈琲に癒やされる人。行介と冬子さんがなかなか癒やされませんね、ちょっと不満です。

2015/12/12

おしゃべりメガネ

シリーズ3作目で何がどうというワケではありませんが、濃すぎない人情感が居心地のいい作風です。過去に人を殺めてしまった珈琲屋のマスター「行介」と幼馴染み「冬子」、プレイボーイの「島木」と中心となる人物に変わりはなく、安定した布陣です。相変わらず「冬子」との関係に煮え切らない「行介」ですが、その煮え切らなさがまたリアリティが滲み出ていて、ついつい引き込まれてしまいます。話の展開は連作集の流れなので、それぞれの人情ミステリーがいれたてのコーヒーのように温かくもあり、適度な苦みもあり、しっとりとした味わいでした。

2015/09/12

ぷう蔵

人にはそれぞれ宝物がある。公言して憚らない人もいれば、ずっと心に秘めたままの人もいる。だが、実は何が自分にとっての本当の宝物なのかは分からないものなんじゃないかだろうか。時間が過ぎ去って、歳を重ね省みて初めて気付くものなんじゃないかと…。走り続ける間は、その対象は日々変わっていくだろう。新たな宝物(と思うもの)に出くわして心動かされ、今まで守って来たものを大切に思い踏み出さず、いろんな葛藤と矛盾の間で思い悩む。その時々に、その時々の宝物はあるんだと思う。そして最後に本当に本当の宝物を見つけるのであろう。

2018/07/02

ゆみねこ

珈琲屋シリーズ第3弾。行介のお店を訪れる人はみな心に問題が…。今回も男と女の悩みが。古本屋の夫婦の話が切なかったですね。冬子の母典子さん、ちょっと嫌な感じでした。ようやく行介と冬子の未来が見えて来ましたね。

2015/10/14

マッツ

シリーズ三作目。楽しみにしていて、即読みでした。冬子とのじれったい恋も少しづつ近づいてきて、四作目が待ちどうしいですね。

2015/09/10

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