KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

紙のピアノ

紙のピアノ

紙のピアノ

作家
新堂冬樹
出版社
双葉社
発売日
2017-02-21
ISBN
9784575240184
amazonで購入する

紙のピアノ / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

starbro

新堂冬樹は、新作中心に読んでいる作家です。ショパンをBGMに400P強一気読みしました。新堂冬樹節炸裂のピアノコンテスト恋愛小説、ある意味直木賞受賞作『蜜蜂と遠雷』と対極となる作品です。物語としては面白いですが、『蜜蜂と遠雷』と違って文章から音楽は聴こえて来ませんでした。

2017/05/03

いつでも母さん

恩田さんのを読んだ時は『ピアノの森』を思い浮かべたが、この新堂版ピアノコンクールは私はTVドラマっぽく(TVドラマを貶している訳ではない!)サクッと読めた。あの人・二ノ宮に対する想いは『エースをねらえ!』を彷彿させる。上から目線のライバル・舞華の強さにも読み進むうちに納得したりして、貧困・イジメの少女期に二ノ宮から紙のピアノを貰ったほのかは、その教えと共に友や生きる糧を得て、真っ直ぐにピアノと共に生きていくのだろう。蒼のほのかへの想いもきっと叶う日が来ると良いな。

2017/04/04

ゆみねこ

貧しい育ちで紙のピアノでレッスンを始めた少女が、二ノ宮という類まれな指導者に導かれ一流のピアニストを目指す。ちょっと少女漫画チックなストーリーだけれども、嫌いではありません。久々の新堂さん、楽しい読書が出来ました。

2017/09/03

万葉語り

「蜜蜂と遠雷」と「岬洋介シリーズ」と少女マンガが入り混じったような印象。ピアノの難しいといわれている曲ばかりが出てくるが、他の曲の難易度が極端に低いのが気になる。平昌オリンピックでも、勝者のコメントには、血のにじむような努力は隠され、自信と余裕が常にあったなあと思った。個人的には舞華さんがとてもお気に入り。2018-46

2018/02/26

keiトモニ

この比喩、二ノ宮なら分かるだろうが…“舞華のテンペストが、心引き裂かれる魂の慟哭ならば、もものテンペストは笑顔の裏に潜む悲哀…という感じだ”☜この喩私には、そもそも音楽そのものをどう考えたらいいのか分からなくなり、アホらしいというか理解不能じゃ…。だけど、まあよく舞華が各所でタイミングよく現れましたね。不思議!“花蓮が激しく上体を前後させ鍵盤に十指を叩きつけた”☚花蓮よ、そんなに叩きつけら指の骨が折れるぞ。こら~リストピアノコンペ司会者、白石ほのかの得点発表が遅いぞ! それにしても男の出場者は不甲斐ない。

2017/08/14

感想・レビューをもっと見る