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図書室のピーナッツ

図書室のピーナッツ

図書室のピーナッツ

作家
竹内真
出版社
双葉社
発売日
2017-03-18
ISBN
9784575240214
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図書室のピーナッツ / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

'なんちゃって'司書さんシリーズ2作目です。一作目が思いのほか面白かったので、楽しみにしながらページをめくりました。期待を裏切ることなく、主人公の司書「詩織」さんも前作よりはずっと親しみやすいキャラに安定しており、終始平和な感じで読めました。今作は改めて'本'に対する視点を様々な角度から捉え、教養の深堀りみたいなものを学ぶことができるように感じ、後半は私の大好きな村上春樹さんの作品を扱った展開についつい読むスピードも加速気味になりました。『ビブリア古書堂』とは違った雰囲気で楽しめる内容で今後も期待大です。

2017/04/03

おしゃべりメガネ

なんちゃって司書「詩織」さんの続編です。前作から卒業により、図書委員メンバーも入れ替わりがあり、何人かは先輩として登場するあたりが、なかなかニクい演出です。思春期の学生ならではの雰囲気が温かく伝わってきます。「詩織」さんも色んな経験を生かし、よりいっそう仕事に意欲を持って取り組んでいて清々しいです。そんな流れで図書館司書「山村」さんとの関わりもまた彼女の成長に大きく影響しています。しかし、本作は前作より少し専門的な話になっている感があり、興味や関心のない話によってはいささか苦痛に思えなくもなかったかなと。

2020/01/15

ベイマックス

ありがとうございました。『読メ』で見つけた本です。知らない作家さんでしたし、『読メ』やってなければ読むことのなかった本だと思うので感謝です。感謝したくなる、本好き・図書館好きには、たまらない内容でした。堅苦しい内容ではなく、高校の司書教諭さんが主人公のお話し。男女高校生のやりとりもあり、主人公と市立図書館司書との淡い恋話しもあり、様々な作家や書籍の名が話題に上っていたり、楽しかったです。またまた、読みたい本が増えてしまいました。🌟そうそう、村上春樹氏ファンの方には特にお薦めですよ👍。

2021/01/20

みかん🍊

『図書室のキリギリス』の続編、高校図書室で学校司書として働く詩織、生徒たちと一緒に楽しみながら成長していく姿が微笑ましい、高校の時は部活が忙しくて図書館は殆ど行かなかった事が悔やまれる、司書さんと本の事でいろいろお話出来たら楽しいだろうな、というより高校の図書館で働きたくなる。若森先生の「インスタント正義」や「架空のお触れ」にも考えさせられる深く知ったり考えずにネットの他人の意見を鵜呑みにして他人を攻撃する人が確かに多い気がする。小沢健二の『うさぎ!』読んでみたい。

2017/04/25

mocha

先輩司書や公立図書館司書からアドバイスを受けて、一歩引くことを覚えた詩織。つい先回りして答えを提示してしまう自分を反省した。興味のアンテナを敏感にすると、特殊能力なんてなくても本から本へ、人から人へと不思議なシンクロニシティが起きる。その喜びを生徒にも体験してほしいけど、みんなそれぞれ忙しくて小説のようにはいかないものだ。とはいえ、ほのぼのと恋愛要素もあって楽しく読めた。次回は資格を取って結婚もあるのかな?

2018/01/05

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