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劇団42歳♂

劇団42歳♂

劇団42歳♂

作家
田中兆子
出版社
双葉社
発売日
2017-07-19
ISBN
9784575240443
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劇団42歳♂ / 感想・レビュー

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❁かな❁

R-18文学賞受賞作家の田中兆子さんの受賞後第1作!『甘いお菓子は食べません』を読んでから楽しみに待ってました♡今回は大学で一緒に演劇をしていた男性5人が卒業後20年が経ち1日限り再結成することに…。今現在それぞれが違う道に進み、色んな思いがある。大人の男性の友情がテーマで帯に「男の友情はややこしい」とあるように思ってる以上にややこしくてめんどくさい(笑)女性よりもプライドが高く子供っぽいところもあり、ゴタゴタしたりしてたけど男同士の友情をとても感じ羨ましい♬田中兆子さん2作目ですがやっぱり好きだなぁ♡

2017/10/16

しんごろ

もっと芝居稽古背景の描写があって、出てくる登場人物が、ドタバタ、あーだこーだとするのかなと思ってたんですが、シェークスピアに詳しくなく知識が乏しいせいで、シェークスピアの『オセロー』の論評、解釈に重きを置いた感じで、ちょっと面白さが半減しました。シェークスピアに詳しく、あるいは好きな方なら面白いんではないかと思います。ただひとつ言えるのは、男という者は、40歳超えようが50歳超えようが、友達同士集まれば、いつまでも子供っぽいことや、アホなことはしますね。それだけは間違いないです。

2018/03/22

なゆ

「甘いお菓子は…」では女性たちの欲望に迫り面白かったので、楽しみにしてた兆子さん。こちらは妙齢の男たちのめんどくさ〜い友情モノだったとは、あら意外。大学生の時に“劇団21♂”だった5人が、21年後に再結成した“劇団42♂”。ひょんなことから1回限りのシェークスピアの「オセロー」を上演することに。ストーリー自体は、色々すったもんだあって本当に上演にこぎつけられるのか?!なのだが、読みどころはやはり、42歳の男たちのややこしい友情と青春。「オセロー」についても、ずいぶん色んな解釈があって、面白かった!

2018/01/25

のぶ

本の帯にある、男の友情はややこしい、というコピーがぴったりの小説だった。学生時代に公演をやったことのある5人の仲間が、20年ぶりに劇団を再結成し1日限りの公演をやろうという話。演目は「オセロ」20年も経っていると変わっているところもあり、昔の性格がそのままの部分もあり、仲間同士のごたごたがいろいろあって、まさしくややこしいが、内容はそれをとても分かりやすく整理して書かれていた。作中には「オセロ」に対しての解釈の議論もあり、そちらも面白い。こんな仲間で無事公演ができるのか?最後まで楽しい作品だった。

2017/10/09

えりこんぐ

うちには40歳♂がおりますが、これがまた面倒くさい人です(´ω`) 子供みたいに誰かをイジったり、男のプライドみたいなのをここで出す⁇などなど、この登場人物たちにかなり重なる。でもおじさんになっても友達ってやっぱり必要だね。うちのおじさんももう少し友達づきあいを大切にした方が良いぞー。個性豊かな5人の劇団42歳♂、なかなか面白かった。

2018/08/20

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