ノベライズ 夕凪の街 桜の国 (双葉社ジュニア文庫)
ノベライズ 夕凪の街 桜の国 (双葉社ジュニア文庫) / 感想・レビュー
おっとっとっ
現代と昔が交互に描かれていて面白かったです! ノベライズを読みたくて買ったらジュニア版で、大きさも文庫本より少し大きめでしたが、文字も大きくて漢字一つ一つ読み仮名が書かれていたので、ジュニア版も良いかなぁと思いながら読んでいました(^^) 短いページ数の中で戦争の悲惨さ そして生き残った人々の悲しいエピソードもありますが、その中で温かい日常も描かれています。
2022/06/25
mj
部分に光を当て、そこをわかり易く伝える。抽象が上手く役割を果たしているように思いました。「だから備えてはいけないんだ」という声が大きくなるかは、おかれた環境によるのでしょうか。とても印象に残るお話でした。8月6日(もちろん9日も)を忘れないための、私にとって必読の書が一つ増えました。
2017/10/28
かな
漫画のあとノベライズ版を読んでみました。基本、ストーリーや台詞などはそのままなのですが、漫画では表現仕切れない部分や、間の取り方等、非常に解り易く書かれています。そして目次の部分に人物紹介が書かれていて漫画では解りにくかったところが明確になっていました。挿絵もこうの史代さん本人なので雰囲気もそのまま。それだけに、原爆投下から何十年もたっているのに終わらない悲しみや、運命を受け入れて生きる人達のたくましさなど、この物語の奥深さが際立っていました。約150頁弱の物語なので漫画と合わせて読むと良いと思いました。
2024/01/19
もっしゃん
『うれしい? 原爆を落とした人はわたしを見て「やった!またひとり殺せた!」と、ちゃんと思うてくれとる?』同名漫画のノベライズ版。原作は、ほのぼのとした画風でグロテスクな表現が苦手な人でも読めると思う。夕凪編→原爆投下から10年後、「皆実」は母と二人で慎ましく暮らしているが、幸せを目の前にすると、あの日の出来事が蘇る。桜の国編→時は流れ平成へ。皆実の弟「旭」とその娘「七波」の話。見えない恐怖に拒絶するのではなく、しっかりとした知識を身につけるのが必要で、それは戦争だけではなく全ての事において大切なのかと
2017/12/04
keith
あの原爆投下がなければ、一体何人の人が、幸せを失うことがなかったのだろう。原爆症で苦しむことがなかったのだろう。差別される苦しみを感じることがなかったのだろう。生き残ったことを罪と悔やむことがなかったのだろう。
2018/09/01
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