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若旦那のひざまくら

若旦那のひざまくら

若旦那のひざまくら

作家
坂井希久子
出版社
双葉社
発売日
2018-05-16
ISBN
9784575240948
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若旦那のひざまくら / 感想・レビュー

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藤枝梅安

東京のデパートでバイヤーや営業で活躍していた芹は、京都・西陣の織物屋「板倉」の御曹司・充と出会い、11歳年下の充に求婚され、仕事を辞めて京都で充と暮らし始める。充の母は芹をネチネチと苛め、充を「にいちゃん」と呼ぶ、幼馴染で上七軒で芸妓・菊わか こと若葉も対抗心を燃やす。「板倉」の東京出店にアイデアを繰り出す芹と、充の母が、芹の実母でパッチワーク作者の萩子のファンだったことから事態が動き出す。着物好きな筆者が、西陣を舞台として、京都独特の文化に単身乗り込み周囲を巻き込んでいく女性を描く愉快痛快なストーリー。

2018/05/29

おたけஐ೨💕🥒🍅レビューはボチボチと…

85/100点 京都を舞台に年下彼氏との結婚を目前に奮闘するアラフォー女性の活躍を描いた恋愛&お仕事小説。主人公及び全ての登場人物が、個性があり魅力的で大変面白く読めました。現代社会では斜陽化している着物業界の中で嫁ぎ先(結婚前ではあるが)の西陣の織屋を何とか活性化しようと頑張る主人公の前向きな姿に、読んでいて応援したくなりました。京都人独特のひとくせもふたくせもある"表と裏"の顔もちゃんと描かれていて、改めて京都人怖いなぁと思いました。読後感も良く本当に楽しめた作品です。

2018/08/05

yanae

坂井さんすごくよかったー!直近で「今日のはちみつ、明日の私」を読んで、彼の親に結婚を認めてもらえない話を読んでいたのだけど、こちらは、意地でも認めさせてやろうという明るい奮闘記♡11歳年下、しかも京都の老舗呉服店の息子との結婚。百貨店バイヤーとしてバリバリに働いていた主人公が、結婚だけではなく、京都の西陣織の未来のために大活躍。宿敵(笑)の姑を含む周りを巻き込んでいく様子がとっても爽快。京都ならではの遠回しないぢわるに最初はイライラ。京都で暮らすってこんなに大変なの?だから余計に爽快でした♡

2018/10/22

みかん🍊

百貨店のバイヤーで仕事の出来る芹は一回り近く年下の京都の呉服屋の若旦那と恋に落ち結婚のため京都へ移り住むが両親は反対され何とか認められようと奮闘する、京都のしきたりや風習には疎いが西陣を守りたいと駆けずり回っているうちに仕事を通して徐々に認められていく、伝統ある古いしきたりの家に嫁ぐというのは大変、芹が風穴を開け新しい事にチャレンジして行く過程はお仕事小説的で痛快だったがもし自分の娘だったら反対しちゃうだろうな、建前と本音怖い。

2018/06/25

えりこんぐ

京都のイケズ文化に立ち向かう嫁候補の芹。このヒロインも鼻息が荒く負けてないタイプなものだから、ねちねち描写も爽快に感じるほど。古い文化を大事にしつつ、今の時代を生き延びるのって本当に大変なんだな。京都人コワイだけの話じゃなかったのですっきり読了。最後もう少し読んでいたくなった。

2018/10/05

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