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赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。

赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。

赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。

作家
青柳碧人
出版社
双葉社
発売日
2020-08-19
ISBN
9784575242898
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赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。 / 感想・レビュー

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鉄之助

「むかしむかしあるところに、~」の西洋版だった。赤ずきんが行くところ、行くところで死体と出くわす、シュールなミステリー。全くの荒唐無稽なフィクションかと思ったら、語源ともなっっている「灰」cinderとEllaが合体して、シンデレラになったとか、謎解きの伏線が至る所に張り巡らせてあったりとか、仕掛けが凝っていて楽しめた。マッチ売りの少女の栄華と没落。これも、一瞬の夢か? と思わせるエンディングは余韻が残る好印象。

2023/01/15

きみたけ

著者は「むかしむかしあるところに、死体がありました」が2020年の本屋大賞ノミネート作となった青柳碧人氏。昔ばなしをモチーフにした殺人ミステリー小説と言った新しいテイストの本です。今回は「頭の切れる赤ずきんちゃん」が主人公で、シンデレラ、ヘンゼルとグレーテルのお菓子の家、マッチ売りの少女などお馴染みのキャラクターが登場しますが、我々の知っている昔ばなしと設定が違うのがミソ。密室殺人あり、複線あり、大どんでん返しありでとても面白かったです。

2022/01/22

しんごろ

赤ずきん、コナン君ばりに事件を推理して解決していったね。赤ずきん、賢い子だね。しかし、メルヘンでなくてブラック。赤ずきんも含めて、私利私欲、欲望や野望だらけ。まあ、これが人間なんだねと思う。赤ずきんの決めゼリフ、すべての話でビシッと決めてほしかったけど、決めゼリフのない話もあり、そこは残念。ラストは原作に近づけたのか切なかった。

2020/12/06

うっちー

大人しか読んではいけない童話です

2020/09/13

麦ちゃんの下僕

シリーズ第2弾は、“名探偵”赤ずきんが旅の途中で遭遇する様々な事件を解決する連作短編集。前作で度肝を抜かれた“発想力”に加え、今回は全体の“構成力”も優れていますね!僕のお気に入りは『ヘンゼルとグレーテル』を元にした「甘い密室の崩壊」…タイトルが実に秀逸ですし、オリジナルのストーリーを変更せずに新たな物語を生み出しているのも素晴らしいです!そして、最終章での『赤ずきん』&『マッチ売りの少女』のコラボは、もうお見事としか言えません!ただ、全体的にHな要素も…ますます子供には読ませられなくなりましたね(笑)

2020/08/23

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