KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

消えた魔球: 熱血スポーツ漫画はいかにして燃えつきたか

消えた魔球: 熱血スポーツ漫画はいかにして燃えつきたか

消えた魔球: 熱血スポーツ漫画はいかにして燃えつきたか

作家
夏目房之介
出版社
双葉社
発売日
1991-07-01
ISBN
9784575281170
amazonで購入する

消えた魔球: 熱血スポーツ漫画はいかにして燃えつきたか / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ヨーイチ

Amazonの古書で発見、購入。五十代以上の漫画育ちは読んで損は無い。刊行は90年代、随分昔の本になってしまった。作者のマンガ評論は何冊か読んでいる。「模写」してコメントを付けるという手法はまぁ立派な芸であろう。元同業者の視点が値打ちだと思う。描線や構図、緻密さといい加減さとか作品毎の呟きが面白い。マンガ史を知る上でも役に立った。作者と同世代のせいか取り上げてある作品群と批評が一々腑に落ちる。。質量共にマンガ文化の成長期から爛熟期に掛けての豊かさを改めて思い知らされる一冊。

2016/11/21

ばりぼー

再読。例によって引用しているマンガは模写ですが、『あしたのジョー』だけは、「思い入れが強いせいか、とくにジョーの顔がどうしても似ない」という理由で、掟破りの原本コピーを使っているそうです。「奇想天外と荒唐無稽こそが少年漫画の王道」であり、忍法漫画から発想を得た数々の魔球やそれを打ち返す必殺打法(死者続出の『アストロ球団』の凄まじさと言ったら…)、他競技の必殺技(『柔道一直線』の地獄車、『あしたのジョー』の両手ぶらり戦法など)を俎上にのせ、柳田理科雄さんに通じる鋭いつっこみでおおいに笑わせてくれます。

2017/09/07

タケミチ

スポーツマンガ全般を模写を交えて批評した本。批評といっても堅苦しいようなものではなく、模写も面白いし、冗談を入れたり読み物として面白いものになっている。そこを本当に茶化されていると受け取って、怒り出す人もいそうだけど。『巨人の星』より『アストロ球団』の方が、取り上げられているページ数が多いのは笑いましたね。

2015/11/01

冬至楼均

要約すると梶原一騎は凄い。

2013/10/28

小田

いやあ、凄く専門的なことを期待したら、少し違うかもしれない。 けど、これは僕のように昔の漫画を知らない人が読んでも面白い一冊だ。是非挿絵を見て欲しい

感想・レビューをもっと見る