まんがと生きて
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まんがと生きて / 感想・レビュー
リッツ
懐かしくて、面白くて、そして『凄〰️ーー❗』と感嘆。パワーと行動力、溢れる漫画への創作への想いに圧倒された。幼少期からテレビで観る海外ドラマや洋楽の世界が好きだった私ですが、漫画は兄と一緒に少年漫画だったので小学校入学前後の時に近所のお姉さんがくれた著者の『ガラスの城』を読んでBURRN!と一気に持ってかれた。こんなに美しくて面白い漫画が!と。そして残りの巻を少しずつ揃えて大人になっても読んだ。その後もロザリントやレディスコミックと次々と傑作を生みだされ、本当に天職と言うか改めてスゴい方ですね。
2022/08/27
犬こ
戦時中の幼い頃から、漫画家なるまでの、わたなべさんのヒストリーエッセイ。破天荒だけど、すごく可愛い人で、魅力的な女性です。文章も面白い!女性漫画家として初めて勲章をもらったときの純粋な気持ちは読んでいる方も、じんときました。
2016/06/17
くさてる
少女漫画界でのキャリアを誇る(御歳80!)マンガ家さんの自叙伝です。小さいときからお絵かきが好きだった少女が、手塚治虫のマンガに出会い、とにかく大量に作品を描いていったものの、壁にぶつかり、新路線を見出し…という歴史を読んでいくと、すでに大家になっていることも一瞬忘れて、応援したくなる気持ちになるような本です。「たくさんの作品を描いてきましたが、まだまだ自分としては納得がいかない、本当に納得のいく作品を描きたい。読者に喜んでいただける作品を創りたい」という締めくくりの言葉に感動しました。
2009/10/01
今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン
吉本ばななが絵が描けてたら小説家ではなくて漫画家になってた、って言ったけど漫画家に最も必要なのは絵なんだな。著者の作品に触れたことほとんど無いんですが、いやー、絵うまいわ。始めに絵ありきだったから以前は原作つきが多かったんだろうな。シンガーソングライターの出現でプロの作詞家が減って歌詞のレベルが下がったように、おもしろい話かけなきゃ漫画家になれないってのは絵がうまいだけの漫画家のデビューの邪魔になってるかも。もちろんストーリーもつくれて絵も描けるって漫画家は表現者として卓越したものを持っているわけですが。
2015/05/13
紀梨香
怖い…と思いながらやめられず「ガラスの城」を夢中で読んだ小学生の頃を思い出しました。昭和のお嬢さんの貴重な風俗史にもなっていると思います。
2017/12/16
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