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本棚探偵の生還

本棚探偵の生還

本棚探偵の生還

作家
喜国雅彦
出版社
双葉社
発売日
2011-08-03
ISBN
9784575303391
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本棚探偵の生還 / 感想・レビュー

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KAZOO

喜国さんの本は実はこの箱入りハードカバーを先に購入してしまい、前にシリーズで2冊の文庫が出ていたのでそちらを先に読んでやっとこの本を読むことができました。2分冊になっていて、実はシャーロッキアンの私としてバスカヴィルへの旅」のほうが読みたくて、ということなのです。「恐怖の旅」も只見線ということで楽しめます。月報は工夫が凝らされていて豆本になるような感じです。いままたこの本を読んで喜国さんの古書への情熱が若干私にもうつっているような状態です。

2016/02/16

山田太郎

しかし、半端なく文章がうまい。よく本読んでるからだろうなと思った。なんか物足りない気がするけど、それは面白いからだろうと思った。

2014/03/26

ホークス

著者の認識する「ミステリー」は「怪奇と幻想」を含む昔ながらのカテゴリー。おかげで40年前の「怪奇と幻想」ファンである自分も十分楽しめる。全編古本、読書、ミステリーのネタ。海外にも行くし、書庫での出来事もあるが、間違っても説教臭い話は無いので、安心して寝転んで読めるのが嬉しい。変な言い方だが、著者は「不真面目に」遊ぶのが上手い。実際は苦しんで書いてるんでしょうけど、心から素直に楽しんでいる様に見える。ちなみに本書は函入り帯付きを某店で500円でゲット。これは自慢して良いかも。

2017/05/07

HANA

現在の出版業界の動向に逆行するかのような函入り二冊組&月報付き。これだけでビブリオマニアは血が騒ぐのではないか。本編の企画自体は全二冊に比べて幾分パワーダウンした感じ。本棚整理とか焼き直しの企画が多かったせいかなあ。ただ分冊のイギリス古本紀行と読書阿房列車は面白かった。前者は海外に行ってもいかんなく発揮される書痴具合において、後者は同行の面々の濃すぎる様子が何とも。

2011/08/10

更夜

漫画家、喜国雅彦さんの本棚探偵エッセイ第三弾。第一弾『本棚探偵の冒険』から10年だそうで、著者も読者もトシをとるわけだ。古書、特にミステリの蒐集の鬼でもある喜国さん。そのパワーおそるべし。第三弾は台湾や温泉に行ったり、外に出て行きますが求めるは古本。神保町から三鷹まで趣味であるマラソンをしながら古書めぐりをする、という発想はとてもいいけれど、結果、走ったのが2時間、古本屋にいた時間、5時間。読む事も好きだけれど、何よりも「集めるのが好き」というコレクター精神が嫌味や自慢でなく(ここ大事)よく伝わります。

2015/09/14

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