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死んで生き返りましたれぽ

死んで生き返りましたれぽ

死んで生き返りましたれぽ

作家
村上竹尾
出版社
双葉社
発売日
2014-11-12
ISBN
9784575307801
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死んで生き返りましたれぽ / 感想・レビュー

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糸車

自分の経験と重なる部分が多く、著者の気持ちが理解できる気がする。ICUに2週間、意識を取り戻してからの違和感、動かない手足、ベッドから起き上がることさえ出来なかった。「描くこと」に執着した彼女、わたしは「書く」ことにはまっていたのに一時的ではあってもその機能を失ってしまった。彼女と違うのはわたしは全くの健康体で原因不明のまま発症したことか。(当然病名は違う)医療関係者の皆さんと家族に支えられて今ここで普通の生活を送れていることに対する感謝。書きたいと漠然と思っていたことを描いてくれてありがとうと言いたい。

2015/08/29

えみ

マンガ仕立てなのであっという間に読めるが内容は壮絶。ショックを受けた。タイトル通り、一度は心肺停止になり死の淵を彷徨った著者の闘病記。生き返って良かったね、だけでは済まされない現実がそこにあった。幻覚に悩まされ色や形を認識出来ない壊れた脳…体験した人だから語れる人体の不思議な現象に驚かされる。「あなたの為にがんばれるのは、あなただけ」。私もよく母に言われたな。肝に命じます。

2016/03/28

あん

表紙の目と涙に目が止まり、図書館で借りました。不摂生、不規則な生活故に、徐々に体を壊し遂に心肺停止。そこから生き返り、復活するまでの実際の話。目と涙と口の描写、たどたどしい会話がとてもリアル。回復していくにつれて、絵も色彩も、徐々にだけれど鮮やかに変わっていくのも印象的でした。

2015/08/01

@com

凄くたくさんの、いろんなことにがんじがらめになってたんだな・・・そしてたくさんの闇で、自分のために涙を流してくれる人に気が付けなかった・・・『あなたのためにがんばれるのは、あなただけです』けど応援してくれる人はいます。生きてて良かった・・・気が付けて良かった。あたりまえのシアワセ捨てなくて良かった。

2015/10/15

ozoz

表紙に抵抗がありつつも、読んで良かった!出会えて良かった作品。目と涙と、たどたどしい台詞で綴られる内容は、心にヒヤリと差し込んでくる。家族、医師、看護師、友人たちの、まっすぐな言葉たちが寒気をとかしてくれる。巻末の活字描写も、感度が高い内容で当時を伝える。においの話が身近に病人がいるだけに実感としてわかった。深い深い作品。

2015/05/30

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