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描くひと

描くひと

描くひと

作家
谷口ジロー
出版社
双葉社
発売日
2019-09-25
ISBN
9784575314922
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描くひと / 感想・レビュー

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buchipanda3

漫画家・谷口ジローさんの足跡を辿った本。原画が多数収録されていて、大判の本だけにとても読み応え、見応えのあるもので大満足。ハードボイルドから動物もの、散策ものまで画風の変遷が見られるし、生前インタビューでは若い頃からの拘りとか思いとか伝わってきた。まさに描くひとだったのだなあと少し感傷的な気持ちに。私が初めて読んだのは「サムライ・ノングラータ(原作・矢作俊彦)」でコミカルさのある格好よさが大好きな作品。「神々の山嶺」も夢中になって読んだが、本作でジローさんと獏さん、それぞれが語る裏話が読めて嬉しかった。

2019/11/13

たまきら

フランス・アヌシーに滞在した時、地元の図書館に大量にコミックがありました。もちろん日本のマンガもたくさんあってびっくりしたんですが、その後ここではアニメフェスティバルをお城でやるのだと知りました。谷口ジローのマンガを愛する者としてはとても嬉しい気持ちと、なんだか日本ではそれほど知られていないことへのやるせなさとに二分された感じです。多くの人が寄稿していて大変読みごたえのある内容でした。初期の作品、それほど読んでいないので出会えたらいいなあ。

2023/02/10

ぐうぐう

BD原作者であり批評家のブノワ・ペータースを聞き手にした2012年のロングインタビューを軸に、谷口と交流の深かった人々からの証言も交え、まさしく「描くひと」であった漫画家・谷口ジローを振り返る。ペータースは自身もBDに関わっているゆえに、谷口の技巧に関する質問を多くする一方、日本人からは決して出ないであろう問い、例えば「あなたは思慮深く、孤独を好む性格に思われます。あなたの人生で友情は大きな意味を持ちますか?」といった谷口の内面に深く踏み込むことにもためらいはない。(つづく)

2019/10/07

booklight

懐かしい。『餓狼伝』『神々の頂』は楽しんだし、『孤独のグルメ』は再読して、谷口ジローテイストを思い出した。原作者のせいかややこしかったり、つげ義春の影響もでて異邦感があったり。魅力をシンプルにしたドラマが人気なのもよくわかる。『坊ちゃんの時代』もなるほど。坂本龍一が『日本の10万人に売るよりも世界の10万人に売ったほうが自分らしさを保てる』というようなことを言っていたが、フランスで読者を見つけたのは双方にとってよかった。いつもニコニコしているけど、新しい漫画に貪欲なのもなんかいい。なにか読んでみようかな。

2023/06/03

泉を乱す

谷口ジロー読むとゆとりができる。昔の劇画時代について全く知らなかった。彼の絵の変化はあっても信念はブレない

2020/02/03

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